かぼすの扱い方|レシピ・選び方・保存
切った瞬間に台所が青くなるような香り。かぼすは、絞るだけで一皿の印象を変えてくれる香酸柑橘です。選び方と保存、そして毎日のレシピへの使い方をお話しします。
先生の一言
- 手に取ってずしりと重いものを選びます。軽いものは果汁が抜けています。
- 皮に張りがあり、へたの周りがしなびていないものが新しい目安です。
- 青いうちは香りが強く、黄色く色づいたものは酸味が穏やかになります。
旬の時期
8月〜10月(貯蔵ものは通年)
保存方法
先にお伝えすると、乾燥させないことがすべてです。一つずつ紙で包んで保存袋に入れ、冷蔵の野菜室で2〜3週間が目安。使いきれない分は果汁を絞って製氷皿で凍らせれば1か月ほど持ちます。
下ごしらえ
- 横半分ではなく、へたに対して斜めに切ると果汁が絞りやすくなります。
- 絞る前に台の上で軽く転がすと、中の袋がほぐれて果汁が出ます。
- 皮を使うときは表面をよく洗い、白い部分を避けて薄く削ります。
かぼすを使った料理
- 焼き魚に添える
- 冷やしうどんのつゆに絞る
- 鶏の唐揚げに搾りかける
- ポン酢しょうゆを自作する
- 大根おろしと合わせてみぞれ和えにする
- 炭酸水で割った飲み物にする
- 浅漬けの仕上げに皮を削り入れる
- 湯豆腐のつけだれに加える
果汁に有機酸とビタミンCを含み、香りの成分は主に皮の油胞に含まれます。
講師への質問
- すだちとかぼすはどう使い分ければいいですか
- 大きさと香りで選びます。かぼすは果汁が多く鍋物や麺つゆ向き、すだちは小ぶりで香りが鋭いため焼き魚や吸い物に少量添えるのに向きます。
- たくさんもらって使いきれないときはどうすればいいですか
- 果汁を絞って製氷皿で凍らせ、皮はすりおろして小分け冷凍します。果汁は1個分ずつ固めておくと、必要な量だけ取り出せます。
- 苦味が出てしまうときはどうすればいいですか
- 種を一緒に絞っている可能性があります。ざるで受けて絞るか、皮の白い部分を削らないようにしてください。