番茶のカフェイン|基本と押さえどころ
食後にごくごく飲めて、湯呑みが空いてもすぐ注ぎ足せる。番茶のカフェインは日本茶の中では低いほうで、浸出液100mlあたり約10mgが目安です。家族で囲む一本にどう選ぶかをお話しします。
概要
はじめに数字を申し上げると、番茶の浸出液は100mlあたり約10mgのカフェインを含むとされ、煎茶のおよそ半分です。番茶は硬くなった葉や茎を使い、茶葉3gに対して湯150mlと薄めの割合で、熱湯で短時間さっと出すためこの水準になります。同じ日本茶でも玉露は約160mg、煎茶は約20mgと差が大きく、番茶と玄米茶が低い側に位置します。まったく含まないわけではないので、含まない飲み物を選びたい場合は麦茶やそば茶になります。
押さえどころ
- 番茶の浸出液は100mlあたり約10mgが目安で、日本茶の中では低い部類です。
- 煎茶は約20mg、ほうじ茶は約20mg、玉露は約160mgが100mlあたりの目安になります。
- 番茶は茶葉3gに湯150mlという薄い割合で淹れるため、濃く出しにくいお茶です。
- 熱湯で30秒ほどさっと出すのが基本で、長く置くと渋みが先に立ちます。
- 含有量をゼロにしたい場合は、茶葉を使わない麦茶やそば茶を選びます。
- ほうじ茶は番茶を焙じたものが多く、香ばしさが加わるぶん飲みやすく感じられます。
具体例
- 番茶を湯呑み一杯(150ml)飲むと約15mgが目安です。
- 食後に200ml飲んだ場合でも約20mgにとどまります。
- 同じ200mlを煎茶で飲むと約40mgになります。
- 急須で二煎目を出すと、溶け出す量はさらに下がります。
- 水出しにすると熱湯より出方が穏やかになり、まろやかな味に寄ります。
実践のコツ
- 大きめの急須で三人ぶんまとめて淹れます。番茶は薄い割合が持ち味なので、たっぷり作るほうが味が安定します。
- 夏はやかんで煮出して冷蔵します。粗熱をとってから冷蔵庫に入れ、二日を目安に飲み切ってください。
- 食後に飲むなら熱めの湯でさっと出します。口の中の脂が流れて、次の一口が軽くなります。
講師への質問
- 子どもや年配の家族と同じお茶にしたいときはどうすればいいですか
- 番茶かほうじ茶を選び、いつもより薄めに淹れてください。茶葉を1g減らすだけでも印象が変わり、同じ急須で分けられます。
- 番茶が薄すぎて物足りないときはどうすればいいですか
- 茶葉を1g増やすより、湯を沸かしたてにして30秒しっかり蒸らしてください。香りが立ち、濃さを足さずに満足感が出ます。