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豚肉の食中毒|基本と押さえどころ

厚切りの豚肉を焼いたとき、中心の色で迷った経験はどなたにもあるはずです。豚肉の食中毒について、どこで線を引くのか、加熱の目安と台所での扱いを中立に整理します。

概要

結論から申し上げます。豚肉は中心部まで加熱して食べる食材です。国内では豚の生肉と内臓を生で提供することが法律で禁じられており、家庭でも同じ考え方が案内されています。関わる原因としては細菌によるものと寄生虫によるものが知られていますが、いずれも中心部まで十分に加熱することが基本の扱いになります。焼き色がついていても中心が冷たいことがありますので、色ではなく厚みと時間で判断してください。

押さえどころ

  • 豚肉の生食は法律で提供が禁じられており、家庭でも中心まで加熱して食べる食材です。
  • 加熱の目安は、中心部が63℃で30分、または75℃で1分以上に相当する加熱とされています。
  • 厚切りは外側の焼き色にだまされやすく、中心が冷たいことがあります。厚みで時間を決めてください。
  • 生肉に触れた菜箸、まな板、包丁は、そのまま加熱後の肉や生野菜に使わないでください。
  • 解凍は冷蔵庫内でゆっくり行うと、表面だけ温まる状態を避けられます。
  • 気になる症状が出た場合は自己判断せず、医療機関にご相談ください。

具体例

  • 厚切りのとんかつ … 衣が色づいても中心が赤いことがあるため、揚げた後2〜3分休ませて余熱を通す
  • 豚の生姜焼き … 薄切りでも重なった部分は火が通りにくいので、広げて焼く
  • しゃぶしゃぶ … 肉の色が完全に変わってから引き上げる
  • ハンバーグ … 中心に竹串を刺し、透明な肉汁が出るまで焼く
  • 焼き豚や煮豚 … 中心温度が上がるまで時間をかけて加熱する

実践のコツ

  • 厚切りの豚肉は、焼いた後にアルミホイルをかけて3分休ませてください。余熱で中心の温度が上がります。
  • 中心の確認は竹串が便利です。刺して数秒おき、抜いたとき熱ければ中心まで通っています。
  • 生肉を扱ったトングは必ず取り替えてください。焼けた肉を同じトングで取ると意味がなくなります。

講師への質問

豚肉の中心が赤いときはどうすればいいですか
加熱を続けてください。豚肉は中心まで火を通す食材です。厚切りなら弱火にしてふたをし、蒸し焼きで中まで通します。
厚切り肉の火の通りを確かめたいときはどうすればいいですか
中心に竹串を刺して数秒おき、抜いて唇の下に当ててみてください。熱ければ通っています。ぬるければ加熱を足します。
生肉を扱った器具はどうすればいいですか
使うたび洗剤で洗い、熱湯を回しかけてください。まな板は生肉用と野菜用を分けると手間が減ります。

更新日: 2026-09-09 | 運営者情報 | 免責事項