干し芋の栄養|基本と押さえどころ
干し芋は、さつまいもを蒸して干しただけの食べ物です。干し芋の栄養は、水分が抜けた分だけ成分が濃くなるという一点で説明がつきます。量の目安と選び方まで、順を追って整理します。
概要
干し芋はさつまいもを蒸してから乾燥させた保存食で、原料はさつまいもだけのものが基本です。乾燥によって水分が三分の一ほどに減るため、同じ重さで比べるとさつまいもより糖質もエネルギーも高くなります。食物繊維やカリウムも同様に濃くなります。砂糖を加えていないのに甘いのは、蒸す過程でデンプンが糖に変わるためです。一枚あたりの重さで量を把握するのが実際的です。
押さえどころ
- 100gあたりのエネルギーは約280〜300kcalが目安で、蒸したさつまいものおよそ二倍です。
- 平たい干し芋は一枚20〜30gが目安なので、二枚で60kcal前後という数え方ができます。
- 食物繊維とカリウムを含みます。乾燥で水分が抜けた分、重量あたりでは濃くなります。
- 表面の白い粉は麦芽糖が結晶化したもので、かびとは別のものです。
- 原材料表示がさつまいものみのものと、砂糖や添加物を加えたものがあります。
具体例
- そのまま二枚を間食にする
- トースターで1〜2分あぶって食感を変える
- 薄く切ってヨーグルトに混ぜる
- 細く裂いて炊き込みご飯に加える
- バターを少量のせて温める
実践のコツ
- 開封後は冷蔵で保存し、二週間を目安に食べ切ってください。常温だと表面がべたつきます。
- 硬い干し芋は温めると柔らかくなります。電子レンジより、トースターの弱火で短時間の方が風味が残ります。
- 量を決めてから袋を開けると食べ過ぎを防げます。皿に二枚出して袋は戻すのが確実です。
講師への質問
- 白い粉が付いているものはどうすればいいですか
- 麦芽糖の結晶であれば問題ありません。青や緑の点状のものはかびですので、その場合は食べないでください。
- 硬い干し芋はどうすればいいですか
- トースターで1〜2分あぶるか、電子レンジ600Wで10秒温めてください。温めすぎると硬く戻ります。
- 選ぶときは何を見ればいいですか
- 原材料表示を見て、さつまいものみのものを選びます。厚みのあるものは柔らかく、薄いものは歯ごたえが強く出ます。