ホタテの栄養|基本と押さえどころ
ホタテの栄養は、たんぱく質が多く脂質が少ないという組み立てが特徴です。貝柱とひもでは中身が違うところまで知っておくと、下ごしらえの選び方が変わります。
概要
数字から入ります。ホタテの貝柱は可食部100gあたりおよそ80kcal前後で、たんぱく質を約17g含み、脂質は1g前後と少なめです。うまみのもとになるグリシンやコハク酸を含むため、調味を重ねなくても味の輪郭が出ます。亜鉛やタウリンを含む食材としても知られています。ひもの部分は貝柱より歯ごたえがあり、佃煮や炒め物のように火を通す料理に向きます。
押さえどころ
- 貝柱は100gあたり約80kcal、たんぱく質約17gが目安です。
- 脂質は少なく、1g前後にとどまります。
- うまみ成分のグリシンやコハク酸を含みます。
- 亜鉛やタウリンを含みます。
- 干し貝柱は水分が抜けるぶん、同じ重さでの数字が数倍になります。
- 加熱しすぎると水分とともにうまみが逃げます。
具体例
- 刺身用の貝柱2個(60g) … 約48kcal
- バター焼き3個分(90g)とバター10g … 約145kcal
- ホタテフライ2個 … 衣と揚げ油で数字は倍以上になります
- 干し貝柱10gを戻したスープ … うまみが強く塩を控えられます
- ホタテの炊き込みご飯1杯 … 貝柱30g分で約24kcalが加わります
実践のコツ
- 加熱は短時間が基本です。表面が白くなったら火を弱め、中心まで通してから止めてください。
- 冷凍品は3%の塩水に浸けて解凍すると、水っぽさが出にくくなります。
- 刺身用と加熱用は表示で必ず分けてください。加熱用は中心まで火を通します。
講師への質問
- 加熱用と刺身用はどう使い分ければいいですか
- 表示のとおりに使ってください。加熱用は中心まで火を通す料理に、刺身用だけを生食に回します。迷ったら加熱です。
- ホタテのひもは食べられますか
- 食べられます。砂を含むことがあるので塩でもんで洗い、佃煮や炒め物のように火を通す料理に向きます。
- うまみを逃がさない解凍のしかたはありますか
- 冷蔵庫で半日かけて戻すのが確実です。急ぐときは3%の塩水に10分ほど浸けてください。