栗は果物か|基本と押さえどころ
栗は果物かと聞かれたら、植物のうえでは果実、売り場と栄養では木の実、という答えになります。甘い菓子にも主食にも回る、境目のあいまいな食材です。
概要
分類の話です。植物のうえで栗は果実(堅果)にあたり、私たちが食べているのは種子の部分になります。一方、食品成分の分類では種実類、つまりナッツと同じ枠に入り、果物とは別に扱われます。売り場では青果の棚に並びますが、りんごやみかんのような果物とは水分量も成分の組み立ても違います。炭水化物が主体で、可食部100gあたり約150kcalと、果物より数字が高いのが実際のところです。
押さえどころ
- 植物のうえでは果実(堅果)に分類されます。
- 食品成分表では種実類に入り、ナッツと同じ枠です。
- 一般的な果物と比べて水分が少なく、炭水化物が多い構成です。
- 可食部100gあたり約150kcalが目安です。
- ビタミンCと食物繊維、カリウムを含みます。
- 甘露煮や渋皮煮など、菓子の材料としても主食としても使われます。
具体例
- 栗ご飯 … 主食として使う代表例です
- 栗きんとん … 菓子や正月料理として使う例です
- ゆで栗5個(可食部100g) … 約150kcal
- 甘露煮 … 砂糖が加わるため数字は倍近くになります
- 渋皮煮 … 渋皮を残して煮る保存のきく形です
- マロングラッセ … 菓子としての代表格です
実践のコツ
- 皮をむくには一晩水に浸けるか、熱湯に5分浸けてから包丁を入れてください。
- 買ってすぐ冷蔵のチルド室に1週間置くと、でんぷんが糖に変わって甘くなります。
- 冷凍するなら皮ごとで。使うときに熱湯をかけると、むきやすくなります。
講師への質問
- 栗は果物として数えていいですか
- 日常の会話では構いませんが、栄養の計算では種実類として扱うのが正確です。水分の少なさと炭水化物の多さが果物と違います。
- 栗の皮をむきやすくするにはどうすればいいですか
- 熱湯に5分浸けてから、底の座を切り落として鬼皮を引くようにむいてください。冷めると硬くなるので、湯に戻しながら進めます。
- 栗を甘くするにはどうすればいいですか
- 0〜2度で1週間ほど置いてください。新聞紙で包んでチルド室に入れると、甘みが増します。