マンゴーの栄養|基本と押さえどころ
とろりとした甘さの裏に、意外なほど繊維の力があります。マンゴーの栄養として何を含むのか、そして切り方や熟し具合で味わいがどう変わるのかを、台所目線でご案内します。
概要
マンゴーはウルシ科の常緑樹になる果物で、日本では宮崎や沖縄などで栽培され、輸入品も含めて通年出回ります。カロテンやビタミンC、食物繊維、カリウムを含む果物として知られています。熟すにつれてでんぷんが糖に変わるため、追熟の度合いで甘みが大きく変わります。健康や体質に関わる判断は、医療の専門家にご相談ください。
押さえどころ
- 追熟する果物です。硬いうちは室温に置き、香りが強くなり皮に張りが出たら冷蔵庫へ移します。
- 冷やしすぎると甘みを感じにくくなります。食べる1時間前に冷蔵庫へ入れる程度が目安です。
- 種が平たく大きいため、可食部は全体のおよそ6割です。皮の近くに繊維が集まっています。
- ウルシ科のため、まれに口のまわりがかゆくなる方がいます。気になる場合は口に触れないよう切り分けてください。
- 加熱すると香りが穏やかになり、ソースやジャムに向く味わいに変わります。
具体例
- 種を挟むように三枚に切り分け、格子の切り込みを入れて皮を押し返す。
- 角切りにしてヨーグルトに合わせる。
- 凍らせてから牛乳と回し、飲み物にする。
- 刻んで玉ねぎと合わせ、焼いた肉に添えるソースにする。
- 砂糖とレモン汁で10分煮てジャムにする。
- 薄切りにして寒天やゼリーに浮かべる。
実践のコツ
- 選ぶときは色より香りと張りを見てください。軸のまわりから甘い香りが立てば食べごろです。
- 切る前に冷やしすぎないこと。常温に近い方が香りが立ちます。
- 余った分は角切りにして保存袋で冷凍してください。1か月が目安で、飲み物や凍らせた菓子に使えます。
講師への質問
- 硬いマンゴーはどうすればいいですか
- 室温の風通しのよい場所に2日から4日置いてください。香りが強まり、指で軽く押してわずかに沈めば食べごろです。
- きれいに切るにはどうすればいいですか
- 平たい種の両側を厚めに切り落とし、果肉に格子の切り込みを入れて皮側から押し返すと角切りになります。
- 筋っぽい個体に当たったときはどうすればいいですか
- 繊維の多い品種です。刻んで加熱するか、こしてソースや飲み物にすると口当たりが気になりません。