なすの保存方法|基本と押さえどころ
買ってきたなすを冷蔵庫に入れたら、翌日には皮がしなびていた。よくあるお話です。なすの保存方法は温度が肝心で、冷やしすぎないことが第一。常温、冷蔵、冷凍の三通りを、日数の目安とあわせてご説明します。
概要
なすは低温に弱い野菜です。冷蔵庫の冷気に直接当たると皮がしなび、種のまわりが変色します。適した温度は8〜12度で、夏場を除けば風通しのよい室内が向いています。冷蔵庫に入れる場合は、一本ずつ新聞紙かキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室に置きます。これで4〜5日が目安です。使いきれないときは冷凍が確実で、生のまま切って凍らせる方法と、焼いてから凍らせる方法があります。どちらも1か月が目安で、凍ったまま煮汁や汁物に入れられるのが利点です。切ったなすは切り口から茶色く変わるため、水に3分さらしてから使うか、その日のうちに調理します。
押さえどころ
- 適温は8〜12度です。冷蔵庫の低温は苦手なので、冬場は室内の涼しい場所が向きます。
- 冷蔵する場合は一本ずつ包んでポリ袋へ。乾燥と冷気の両方を防げて4〜5日が目安です。
- 常温は夏を除いて2〜3日。直射日光と暖房の風を避けます。
- 冷凍は1か月が目安。生のまま切って凍らせる方法と、焼いてから凍らせる方法があります。
- 切ったら3分だけ水にさらします。長く置くと風味と色が抜けます。
- ヘタのとげが鋭く、皮につやのあるものほど新しく、日持ちもします。
具体例
- 常温:新聞紙で包み、かごに入れて風通しのよい場所(2〜3日)
- 冷蔵:一本ずつ包んでポリ袋、野菜室へ(4〜5日)
- 冷凍:乱切りにして水にさらし、水気を拭いて保存袋へ(1か月)
- 冷凍:焼きなすにして皮をむき、一本ずつ包んで冷凍(1か月)
- 冷凍:油で炒めてから小分けにし、みそ汁の具に(1か月)
- 塩もみ:薄切りに塩をして水気を絞り、冷蔵で2日
実践のコツ
- 包む紙は乾いたものを使います。湿った紙は逆にカビのもとになります。
- 袋の口は軽く閉じる程度にします。密閉すると水滴がついて傷みが早まります。
- 冷凍したものは解凍せず、凍ったまま加熱します。解凍すると水分が抜けて張りがなくなります。
講師への質問
- 冷蔵庫でしなびてしまうときはどうすればいいですか
- 冷気に直接当たっています。一本ずつ紙で包んでポリ袋に入れ、野菜室のいちばん手前に置いてください。それでも進むなら冷凍に切り替えます。
- 切ったなすが茶色くなるのはどうすればいいですか
- 切ったらすぐ水に3分さらし、水気を拭いてください。長くさらすと風味まで抜けますので、時間を計るのがこつです。
- 冷凍したなすはどう使えばいいですか
- 凍ったまま煮汁やみそ汁に入れます。火の通りが早く、味も早く入ります。炒め物には水分が出やすいので、焼いてから冷凍したものを使ってください。