圧力鍋|選び方・使い方・手入れ
かたまり肉も豆も、待つ時間がぐっと短くなる。圧力鍋は台所の時間の使い方を変えてくれる道具で、煮込みのレシピを日常の平日に引き寄せてくれます。
圧力鍋とは
鍋の中の圧力を高めて水の沸点を上げ、通常より高い温度で加熱する調理器具です。すじ肉や乾燥豆など、火の通りに時間のかかる材料を短時間でやわらかくできます。
種類と違い
- おもり式 — おもりが揺れる音と蒸気で圧力が分かり、扱いが分かりやすいタイプです。
- スプリング式 — 動作音が静かで、圧力の段階を切り替えられるものが多いタイプです。
- 電気式 — 加熱と時間管理を任せられ、火のそばを離れられるタイプです。
- 多層底タイプ — 底が厚く焦げつきにくいため、炒めてから煮る料理に向きます。
- 小容量タイプ — 2〜3人分向けで、収納しやすく予熱も短く済みます。
選び方
- 人数に対して容量を選びます。3人分なら3〜4L、作り置きが多いなら5L以上が目安です。
- 圧力の高さを確認します。高いほど時間は短くなり、低いほど煮崩れしにくくなります。
- 部品の交換ができるかを見ます。パッキンは消耗品で、1〜2年での交換が目安です。
- 重さを持って確かめます。洗う場面を考えると、扱える重さかどうかが長く使う分かれ目です。
使い方
- 材料と水分は鍋の2/3までにとどめます。豆や麺類は膨らむため1/3が目安です。
- 強火で加圧し、圧がかかったら弱火に落として時間を計ります。
- 加熱後は自然に圧が下がるのを待ちます。急冷は煮崩れやふきこぼれのもとになります。
お手入れ
- 使うたびにパッキンを外して洗い、乾かしてから戻します。
- 蒸気の出口を毎回のぞき、詰まりがないか確かめます。
- 収納するときは蓋を裏返して軽くのせ、パッキンを押しつぶさないようにします。
講師への質問
- 圧が下がる前に開けたいときはどうすればいいですか
- 開けないでください。表示ピンが下がるまで待つのが決まりです。急ぐ場合は鍋底を水に当てて冷まします。
- 肉が固いまま仕上がったときはどうすればいいですか
- 加圧時間を5分ずつ延ばしてください。肉のかたまりが大きいほど時間が必要です。
- 焦げつきが起きるときはどうすればいいですか
- 水分を最低200ml入れ、砂糖やしょうゆの多い煮汁は加圧後に煮詰めてください。