土鍋炊飯器|選び方・使い方・手入れ
ふたを開けたときの湯気と、粒の立ったご飯の香りは格別です。土鍋炊飯器は土鍋の蓄熱を生かしながら火加減を任せられる道具で、失敗の少なさと味の両立が持ち味です。
土鍋炊飯器とは
内釜に土鍋を使った炊飯器のことです。電気やガスで加熱しながら、土鍋ならではのゆっくりした温度変化でご飯を炊き上げます。
種類と違い
- 電気式・土鍋内釜タイプ — 火加減を自動で調整し、保温もできます。
- ガス直火用の土鍋(炊飯専用) — 火力が強く、10分ほどで炊き上がります。
- 二重ぶたの炊飯土鍋 — 圧が軽くかかり、粒が立ちやすくなります。
- 一合〜二合の小型タイプ — 少人数向けで、卓上に出しやすい大きさです。
- 土鍋風のセラミック内釜タイプ — 本体は軽く、扱いは一般的な炊飯器に近いです。
選び方
- 炊く量から決めます。ふだん二合なら三合炊きが余裕を持てて、吹きこぼれも起きにくくなります。
- 内釜の重さを持って確かめます。1.5kgを超えると洗うときに負担が大きくなります。
- 内ぶたの部品数を見ます。分解する部品が少ないほど、毎日の手入れが続きます。
- 土鍋部分だけを買い足せるかを確認します。割れたときの費用が変わります。
使い方
- 米は水を2回替えてやさしく研ぎ、30分以上浸水させてから炊きます。
- 炊き上がったら、ふたを開けずに10分蒸らします。ここで粒の芯まで水分が回ります。
- 蒸らし後はしゃもじで底から切るように返し、余分な蒸気を逃がします。
お手入れ
- 使い終わったら本体から外し、ぬるま湯につけて汚れをふやかしてから洗います。
- 洗剤は少量にとどめ、金属たわしは使いません。土の表面に傷が入ります。
- 洗ったあとは伏せずに上向きで一晩乾かします。水分が残ると次に使うときにひび割れの原因になります。
講師への質問
- こげつくときはどうすればいいですか
- 浸水が足りないか水加減が少なめです。浸水を40分にし、水を大さじ2増やします。洗うときはぬるま湯で15分ふやかします。
- 土鍋にひびが見えたときはどうすればいいですか
- 細かい貫入なら使えますが、水がしみるひびは使用を止めます。米のとぎ汁で20分弱火で煮る目止めで、軽いものはふさがります。
- 保温はどうすればいいですか
- 土鍋は冷めにくい反面、長時間の保温で乾きます。2時間を超えるなら、粗熱をとって小分けにし、冷凍したほうが味が落ちません。