ホームベーカリー|選び方・使い方・手入れ
朝、焼きたての匂いで目が覚めるのは格別です。ホームベーカリーは材料を入れてボタンを押すだけでパンが焼ける調理家電で、慣れると食パン以外にも幅が広がります。選び方と使い方、レシピの広げ方をお話しします。
ホームベーカリーとは
ホームベーカリーは、こねる・発酵させる・焼くという三つの工程を一台でこなす調理家電です。パンケースに粉と水、イーストなどを量り入れ、コースを選んでおけば、数時間後に焼き上がったパンが取り出せます。
種類と違い
- 1斤タイプ:本体が小さく置き場所を選びません。二人暮らしまでの分量に向きます。
- 1.5〜2斤タイプ:一度に多く焼けるぶん本体も大きく、設置には奥行き35cm前後を見ます。
- 二枚羽根タイプ:ケース内の粉を均一にこねるため、大きめの分量でも混ざり残りが出にくい構造です。
- 米粉コース搭載タイプ:小麦とは違う配合と時間で運転し、米粉生地でもふくらませます。
- もち・うどん機能つき:こね工程だけを取り出して使えるため、生地作りの道具としても働きます。
- 自動投入機能つき:イーストや具材を途中で自動的に落とす仕組みで、予約焼きの安定に向きます。
選び方
- 焼く量から決めます。食べきれる大きさは意外と小さく、二人なら1斤タイプで足ります。
- 置き場所の寸法を先に測ります。運転中は上方に10cm以上の余裕が必要です。
- 使いたいコースを確かめます。米粉やもち、生地こねなど、目当ての機能があるかが決め手です。
- 手入れのしやすさを見ます。パンケースと羽根が丸洗いできるかどうかで、続く続かないが分かれます。
使い方
- 材料は必ずはかりで量ります。特に水と粉は1g単位で合わせると仕上がりが安定します。
- 塩とイーストは離して入れます。接すると発酵が鈍り、ふくらみが足りなくなります。
- 焼き上がったらすぐケースから出して網にのせます。庫内に置くと蒸気で側面が湿ります。
お手入れ
- パンケースと羽根は使うたびにぬるま湯で洗い、よく乾かします。内側はこすらず、ぬるま湯で浮かせます。
- 羽根の軸まわりに生地が残りやすいので、竹串で取り除きます。放置すると回転が重くなります。
- 庫内の粉は電源を抜いてから乾いた布で拭きます。水を流し込む洗い方はしません。
講師への質問
- パンがふくらまないときはどうすればいいですか
- まずイーストの開封からの日数を確かめてください。次に塩と接していないか、水温が高すぎないかを見ます。夏は冷水を使います。
- 予約タイマーで焼くときはどうすればいいですか
- 牛乳や卵など傷みやすい材料は避け、水と粉の基本配合にします。夏場は庫内の温度が上がるため、予約時間を短めに。
- 耳が硬く焼き上がるときはどうすればいいですか
- 焼き色を薄めのコースに変え、砂糖を1割ほど減らします。焼き上がり後にすぐ布巾をかけると、耳がやわらぎます。