細麺ラーメン|特徴と代表的な料理
スープの持ち上がりがよく、するすると食べ進んでしまうのが細麺ラーメンです。代表的な地域の一杯と合うスープ、家で作るときの麺の扱い方をお話しします。
特徴
細麺ラーメンは、太さ1.3mm前後から1.6mmほどの麺を使った一杯を指します。表面積が大きい分だけスープをよく持ち上げ、ひと口ごとに味が濃く感じられるのが特徴です。ゆで時間は30秒から1分半と短く、のびるのも早いため、出されたらすぐに食べ始めるのが作法のようになっています。加水率の低い麺はぱつんと歯切れよく、高い麺はしなやかで、同じ細麺でも印象が変わります。
代表的な料理
- 豚骨スープの博多流ラーメン
- 長浜で親しまれてきた替え玉のある一杯
- 和歌山の濃口しょうゆのラーメン
- 背脂を浮かせた尾道のしょうゆラーメン
- 鶏がらのあっさりした東京風中華そば
- 熊本の焦がしにんにく入り豚骨ラーメン
- 鶏がらと魚介を合わせた塩ラーメン
- ごまだれの担々麺
- 冷やし中華
- 汁なしのまぜそば
- 五目あんかけラーメン
- ワンタン麺
よく使う調味料・食材
- しょうゆだれ(濃口しょうゆ、みりん、酒を合わせたもの)
- 塩だれ(塩、昆布、干し貝柱のうまみ)
- 豚骨や鶏がらのスープ
- ねぎ油やラード
- きくらげ、青ねぎ、紅しょうが
- 白ごまとおろしにんにく
家庭で作りやすい料理
- 鶏がらスープの素と塩だれで作るあっさり塩ラーメン
- 豚バラと白菜を煮込んだしょうゆの中華そば
- ごまだれで作る家庭版の担々麺
成り立ち
細い中華麺は、港町に伝わった中国の麺料理が土地の食材と結びついて広がったものと説明されます。豚骨のスープに細麺を合わせる形は九州で育ち、替え玉という食べ方とともに各地へ伝わったと言われています。
講師への質問
- 家で細麺がのびてしまうときはどうすればいいですか
- 湯を2L以上たっぷり沸かし、麺を入れてから火を落とさないでください。器とスープを先に温めておくのも効きます。
- 替え玉のように二度楽しむにはどうすればいいですか
- 麺を半分ずつゆで、一玉目を食べ終える頃に二玉目をゆで始めます。スープはやや濃いめに作っておくと最後まで味が保ちます。
- 太麺との使い分けはどうすればいいですか
- あっさりしたしょうゆや塩、豚骨には細麺、みそや濃厚な魚介には太麺が合います。スープの重さに麺の太さを合わせると考えてください。