イタリアの食べ物|特徴と代表的な料理
地方ごとに顔が違うのがイタリアの食べ物の面白さです。北は米とバター、南は小麦とオリーブ油。同じ国でも主食も油も変わり、その土地の畑がそのまま食卓に出てきます。
特徴
素材の数を絞る料理です。一皿に使う材料は少なく、その分ひとつひとつの質と切り方が味を決めます。,南北の差が大きく、北はバターや米、詰め物入りのパスタが中心、南はオリーブ油、乾麺のパスタ、トマトが軸になります。,食事は前菜、第一の皿、第二の皿と進む構成が基本ですが、家庭では一皿か二皿で済ませることも多くあります。,季節の野菜をよく使い、なす、ズッキーニ、トマト、きのこなど、旬のものをそのまま焼いたり和えたりします。
代表的な料理
- トマトソースのパスタ — 最も基本的な一皿で、家庭の味の物差しになります
- ミートソースのパスタ — 肉と野菜を長時間煮込んだ北部の名物
- リゾット — 米をだしで少しずつ煮る、北部の主食料理
- ピザ — ナポリ発祥の、生地を主役にした焼き物
- ラザニア — 平たい生地とソースを重ねて焼き上げます
- ミネストローネ — 野菜と豆をたっぷり煮込んだスープ
- カルパッチョ — 薄く切った素材にオリーブ油と塩をかけた前菜
- アクアパッツァ — 魚を野菜と一緒に蒸し煮にした料理
- サルティンボッカ — 薄切り肉にハーブとハムを重ねて焼いたもの
- パンナコッタ — 生クリームを固めた口当たりの軽いデザート
- ティラミス — コーヒーを含ませた生地とチーズを重ねた菓子
- ジェラート — 空気の含みが少なく、味が濃く出る氷菓
よく使う調味料・食材
- オリーブ油 — 加熱用と仕上げ用を使い分けるのが基本です
- トマトの水煮 — 保存の効く味の土台になります
- にんにく — 油に香りを移す役で、焦がさないのが肝心です
- バジル、オレガノ、ローズマリー — 料理ごとに一種類を選びます
- 熟成チーズ — 削って仕上げにかけ、塩気とうまみを足します
- 岩塩と黒こしょう — 味付けの大半はこの二つで決まります
家庭で作りやすい料理
- にんにくと唐辛子のパスタ — 材料は四つだけ。油の温度さえ守れば失敗しません。
- ミネストローネ — 冷蔵庫の野菜を1cm角に切って煮るだけで、翌日はさらに味がまとまります。
- 鶏肉のトマト煮 — 鶏もも肉を中心まで火が通るまで焼き付けてからトマト缶で20分煮ます。
成り立ち
地中海の交易を通じて小麦、オリーブ、ぶどうが早くから根づき、各都市が独自の食文化を育ててきました。国としてまとまったのは19世紀と新しく、そのため今も地方ごとの料理が強く残っています。
講師への質問
- パスタをゆでる塩の量はどうすればいいですか
- 湯1リットルに対して塩10gが目安です。麺自体に下味が付き、ソースの量を減らしても味がぼやけません。
- オリーブ油はどう使い分ければいいですか
- 炒めや煮込みには香りの穏やかなもの、仕上げにかけるなら香りの強い上等なものを。かけ用は加熱しないのが要点です。
- 家庭でイタリア風にするコツはどうすればいいですか
- 具を足すのではなく減らすことです。素材を二つか三つに絞り、塩とオリーブ油で輪郭を出すと近づきます。