ムーガタ|特徴と代表的な料理
山型の鉄板を囲んで、焼きながら煮る。ムーガタはタイで親しまれてきた鍋料理で、一つの鍋で焼き物と汁物が同時に進む楽しさがあります。仕組みと家での楽しみ方をご案内します。
特徴
中央がドーム状に盛り上がった専用の鍋を使い、頂上で肉を焼き、周囲の溝に張った汁で野菜や麺を煮るのが基本の形です。肉から落ちた脂と肉汁が溝に流れ込み、煮汁のうま味がだんだん濃くなっていくのが最大の持ち味です。卓上で長い時間をかけて食べ進めるため、家族や大人数の集まりで選ばれる料理です。たれは辛味と酸味を効かせた合わせだれが定番で、焼いた肉にも煮た野菜にも使えます。
代表的な料理
- 薄切り豚肉の頂上焼き
- 鶏もも肉の下味づけ焼き
- 牛薄切り肉の焼き物
- 空心菜の煮浸し
- 白菜と青梗菜の煮物
- きのこ各種の煮込み
- 春雨の煮麺
- インスタント麺の締め
- つみれと練り物の煮物
- 溶き卵を回し入れた締めのスープ
- 唐辛子とライムの合わせだれ
- にんにくとパクチーのたれ
よく使う調味料・食材
- ナンプラー
- ライムまたはレモンの果汁
- 刻んだ唐辛子
- にんにく
- パクチー
- 砂糖
家庭で作りやすい料理
- 豚バラ薄切りのホットプレート焼き
- 白菜と春雨の煮込み鍋
- ナンプラーとライムの合わせだれ
成り立ち
タイの都市部で1990年代以降に広まった鍋の形式で、焼く文化と煮る文化を一つの鍋にまとめた発想から生まれたと言われています。屋外の店で大勢が囲む食べ方として定着し、その後アジア各地へ広がりました。
講師への質問
- 専用の鍋がないときはどうすればいいですか
- ホットプレートで肉を焼き、隣に土鍋で汁物を用意する二台方式で近い形になります。焼いた脂を汁へ少し移してください。
- 肉の焼き加減はどうすればいいですか
- 薄切りでも中心まで色が変わるまで焼いてください。赤みが残るうちに取り上げないことが、卓上調理では特に大切です。
- 辛いものが苦手な家族がいるときはどうすればいいですか
- たれを二種類用意してください。唐辛子抜きのナンプラーとライムだけのものがあれば、同じ鍋を囲めます。