鯛だしラーメン|特徴と代表的な料理
澄んだスープをひと口すすると、上品な甘い香りが鼻に抜けます。鯛だしラーメンは鯛のあらから取っただしを主役に据えた一杯で、雑味を出さない下処理が味を決めます。特徴と家で作る手順をご案内します。
特徴
鯛の頭やあらを焼くか湯通ししてから煮出し、澄んだだしを取って仕上げるラーメンです。動物系のスープを加える場合も鶏を薄めに使い、鯛の香りが前に出る配合が主流です。塩だれで合わせることが多く、麺は細めのストレートで、スープの繊細さを邪魔しないものが選ばれます。仕上げに三つ葉や柚子皮を添え、和食に近い後味に整える店も多く見られます。
代表的な料理
- 鯛だしの塩ラーメン
- 鯛だしの醤油ラーメン
- 鯛だしのつけ麺
- 鯛だしの油そば
- 鯛だしのにゅうめん風
- 鯛だしと昆布の合わせスープ麺
- 鯛だしの雑炊締め
- 鯛だしのあっさり中華そば
- 鯛だしのわんたん麺
- 鯛のあら炊きをのせた一杯
よく使う調味料・食材
- 塩だれ
- 薄口しょうゆ
- 昆布
- 日本酒
- 香味油
- 柚子皮
家庭で作りやすい料理
- 鯛だしの塩ラーメン — あらを湯通しして冷水で洗い、昆布と一緒に弱火で20分煮出します。
- 鯛だしの雑炊 — 残っただしにご飯を入れ、中心まで火を通した溶き卵でとじます。
- 鯛だしのにゅうめん — そうめんを短めにゆで、温めただしを注ぐだけで一品になります。
成り立ち
瀬戸内をはじめ鯛の水揚げが多い地域で、あらを無駄にしない料理の考え方からだしの活用が広がりました。二千年代以降、澄んだ魚のスープを主役にした店が各地に増え、一つの分類として定着しています。
講師への質問
- 生臭さが出てしまうときはどうすればいいですか
- 湯通しが足りません。あらに熱湯をかけて表面が白くなったら冷水に取り、血合いとうろこを指で丁寧に洗い落としてください。
- スープが濁るときはどうすればいいですか
- 火が強すぎます。沸騰させず、鍋肌に小さな泡が立つ程度の弱火を保ち、浮いたあくをこまめに取ってください。
- 鯛のあらはどこで手に入りますか
- 鮮魚売り場で切り身を並べる日にあらも出ます。頭は半分に割ってもらうと、だしが出やすく鍋にも入れやすくなります。