阿波尾鶏|特徴・食べ方・由来
阿波尾鶏は、徳島県で育てられている地鶏で、かめばかむほど味が出る肉質が持ち味です。焼いても煮ても身が締まりすぎず、鍋やたたきで力を発揮します。産地での楽しまれ方と、家庭での扱い方をお伝えします。
阿波尾鶏とは
阿波尾鶏は、徳島県で生産されている地鶏です。一般的な若鶏よりも育てる期間が長く、肉に弾力とうま味が乗るのが特徴です。県内の飲食店や家庭で日常的に使われ、贈答用の詰め合わせとしても扱われます。
特徴
- 身が締まっていて、かむほどにうま味が出ます。薄切りより厚めに切ったほうが持ち味が伝わります。
- 脂が黄色みを帯びていて、加熱すると香りが立ちます。焼き物では脂の面から入れると香ばしくなります。
- 煮ても縮みにくく、鍋や煮物で形が残ります。汁にもよい出汁が出ます。
食べ方・楽しみ方
- 炭火焼きが定番です。塩とこしょうだけで、中心まで火を通してからかじると持ち味がわかります。
- 鍋にすると、骨付き肉から出た出汁がそのまま汁の味になります。締めに雑炊やうどんを入れます。
- 水炊きや親子丼のように、火を通しきる料理で使うと肉の弾力が生きます。
家で楽しむなら
産地から離れていても、通信販売や百貨店の精肉売り場で手に入ることがあります。買えたときは凝った味付けにせず、素材の味が出る料理に回してください。おすすめは、塩焼き、鶏鍋、そして鶏の炊き込みご飯の三つです。
由来
阿波尾鶏は、在来の軍鶏の系統を親に持つ地鶏として、徳島県で育成されました。地鶏としての生産量は国内でも多い部類とされ、地域の食文化とともに広まってきました。
講師への質問
- 普通の鶏肉と同じ時間で焼いてもいいですか
- 肉が厚く弾力があるぶん、少し長めに見てください。中火で焼き、竹串を刺して透明な肉汁が出るまで火を通します。
- かたく感じたときはどうすればいいですか
- 薄く切りすぎたか、強火で焼きすぎた可能性が高いです。厚めに切って中火でじっくり、または煮込みに回すと柔らかく感じます。
- どの部位を選べばいいですか
- 焼き物ならもも肉、鍋や出汁を取るなら骨付き、あっさり仕上げたいなら胸肉です。用途を決めてから買うと失敗しません。