鍋焼きラーメン|特徴・食べ方・由来
土鍋のまま出てくる、熱さがごちそうの一杯です。鍋焼きラーメンは高知県須崎市で親しまれてきた麺料理で、鶏がらしょうゆの澄んだ汁に細めの麺、ちくわとねぎという組み合わせが土地の顔になっています。
鍋焼きラーメンとは
高知県須崎市で戦後から続くとされる、土鍋で提供されるしょうゆラーメンです。鶏がらの澄んだ汁に細めのストレート麺を合わせ、ちくわと青ねぎ、卵を入れるのが基本の形とされています。汁が最後まで熱いまま保たれるのが、この土地ならではの楽しみ方です。
特徴
- 土鍋ごと火にかけて出すため、食べ終わりまで汁が熱く、麺が汁を吸って味が濃くなっていきます。
- 汁は鶏がらとしょうゆで澄んでおり、脂の層が薄いので後味が重くなりません。
- 具はちくわと青ねぎが定番で、豪華さより日常の食べ物としての気安さがあります。
食べ方・楽しみ方
- 鍋が煮立った状態で出てくるので、まず一度火を止めて1分置き、汁の温度を落ち着かせてから口をつけます。
- 麺は汁を吸って伸びやすいので、先に麺を半分ほど食べ進め、残りで汁を味わう順番にすると最後までおいしくいただけます。
- 卵は割り入れたあと、煮立った汁の中で3分ほど加熱し、白身も黄身も固まったのを確かめてから食べます。
家で楽しむなら
家では小ぶりの土鍋か厚手の片手鍋があれば十分に近づけられます。鶏がらスープ500mlにしょうゆ大さじ1と半、みりん小さじ1で汁を作り、細麺を別ゆでしてから合わせると汁が濁りません。合わせて楽しみたいのは、ちくわの磯辺揚げ、青ねぎのぬた、鶏の照り焼きです。
由来
戦後の須崎で、出前をしても冷めないようにと土鍋で提供したのが始まりと伝えられています。以来、市内の食堂や中華料理店で受け継がれ、土地の食べ物として紹介されるようになりました。
講師への質問
- 家の鍋で作るときはどうすればいいですか
- 小さめの土鍋か厚手の片手鍋を使ってください。麺は別ゆでして最後に合わせると、汁が濁らず伸びも遅くなります。
- 麺が伸びてしまうのはどうすればいいですか
- ゆで時間を表示より30秒短くし、鍋の汁で仕上げてください。食べ始めたら火を止めておくのも効きます。
- 卵の入れ方はどうすればいいですか
- 汁が煮立っているところに割り入れ、ふたをして3分加熱します。白身も黄身も固まってから召し上がってください。