大山の焼肉|特徴・食べ方・由来
商店街の夕方に、炭と肉の匂いが混ざります。大山の焼肉がどんな土地の食べ物なのか、店の顔ぶれと頼み方、安全に焼く順番、家で近い卓を作る工夫をご案内します。
大山の焼肉とは
大山(おおやま)の焼肉として語られることが多いのは、東京都板橋区の大山、長い商店街とその周辺に集まる焼肉店です。家族連れが入りやすい大衆的な構えの店と、部位を細かく出す小体な店が混ざっています。神奈川県伊勢原市の大山を指す場合は、参道周辺の食事処での肉料理を意味しますので、地域を確かめてから訪ねてください。
特徴
- 商店街に沿って店が点在し、買い物帰りに立ち寄る使われ方が根づいています。
- 牛だけでなく豚やホルモンを厚く扱う店が多く、価格の幅が広いのも特徴です。
- 一人前の量が控えめな店が多いため、少しずつ多くの部位を頼めます。
食べ方・楽しみ方
- 生の肉を扱う菜箸と、焼けた肉を取る箸を分けます。これだけで卓の安全がまったく違ってきます。
- 塩味の部位から焼き、たれの部位を後に回すと網が汚れず、味も濁りません。
- 豚とホルモン、鶏は中心まで火を通します。切って赤みが残っていないことを確かめてから口に運んでください。
家で楽しむなら
家でやるなら、網の上を空けておく方がうまく焼けます。ホットプレートを十分に予熱し、一度に並べるのは3枚までと決めて、牛カルビ、豚バラ、ホルモンに、キムチとナムル、締めの冷麺を添えると卓が締まります。
由来
板橋の大山は駅前の商店街として人の流れが多く、戦後に飲食店が増えていきました。焼肉店もその一つとして根づき、家族で囲む外食の場として長く続いてきたと言われています。
講師への質問
- 少人数で行くときは何を頼めばいいですか
- 二人なら塩の部位を二皿、たれの部位を一皿、野菜とキムチを一皿が目安です。足りなければ追加する方が、焼き加減もそろいます。
- 煙や匂いが気になるときはどうすればいいですか
- 無煙ロースターのある店を選び、上着は席の袋に入れてください。入店直後の空気で換気の効き具合はおおむね分かります。