霜柱(お菓子)|特徴・食べ方・由来
冬の朝に地面から立つ氷の柱を、そのまま菓子にしたような姿です。霜柱(お菓子)は東北で冬にだけ作られてきた干菓子で、口に入れるとほろりと崩れて溶けていきます。
霜柱(お菓子)とは
霜柱(お菓子)は、砂糖と水あめを煮詰めた飴を細い柱状に引き延ばして作る干菓子です。仙台を中心とする東北地方で作られてきました。中に空洞があるため軽く、噛むと音を立てて崩れます。
特徴
- 長さ2cmほどの白い柱が寄り集まった形で、見た目そのものが冬の景色を写しています。
- 口の中で急に溶けるのが持ち味で、噛みしめる菓子ではありません。
- 湿度に弱く、気温と乾燥がそろう冬の時期にしか作れないと言われます。
食べ方・楽しみ方
- 封を開けたらその場でいただきます。湿気を吸うと形が崩れます。
- 指でつまむと折れるので、付属のさじですくって口に運びます。
- 熱い緑茶と合わせると、溶ける甘さと渋みの釣り合いが取れます。
家で楽しむなら
同じものを家で作るのは難しい菓子ですが、飴を煮詰めて固める工程は台所でも味わえます。砂糖と水を煮詰めて冷やすだけの飴づくりから始めるのが近道です。べっこう飴、かるめ焼き、金平糖が同じ砂糖菓子の仲間になります。
由来
およそ百数十年前から、冬の乾いた空気を生かして作られてきたと伝えられます。作れる期間が限られることから、その季節だけの土産として知られるようになりました。
講師への質問
- 湿気てしまったときはどうすればいいですか
- 元の姿には戻りません。崩れたものは湯に溶かして砂糖代わりに使うか、温かい飲み物に落とすと無駄になりません。
- 持ち帰るときはどうすればいいですか
- 箱を横にせず水平に持ちます。振動で柱が折れるため、鞄の中では上に物を重ねないようにします。
- いつ買えるのかを知りたいときはどうすればいいですか
- 気温と湿度が下がる冬の時期に限られるのが目安です。年によって前後するので、季節の始めに確かめるのが確実です。