東京の油そば|特徴・食べ方・由来
汁のない丼をよく混ぜて食べる東京の油そばは、たれと麺だけで勝負する潔い一杯です。生まれた背景と食べ方の順番、家で作る手立てを見ていきましょう。
東京の油そばとは
東京の油そばは、スープを注がず、丼の底のたれと油を麺にからめて食べる麺料理です。武蔵野の学生街で広まったとされ、いまでは都内の各地に専門の店があります。麺が多めで、値段のわりに満腹になるのが持ち味です。
特徴
- スープがないぶん、麺そのものの香りと歯ごたえがはっきり出ます。
- 丼の底にたれとラードを敷き、刻みねぎ、メンマ、チャーシューをのせるのが基本の形です。
- 酢とラー油を自分で加えて味を動かせるため、食べ進めながら表情を変えられます。
食べ方・楽しみ方
- まず酢とラー油をひと回しずつかけ、底から30回ほど混ぜてから食べ始めます。
- 半分ほど食べたところで、酢かこしょうを足すと後半も飽きません。
- 麺の量を無料で増やせる店が多いものです。初めてなら並から始めてください。
家で楽しむなら
家で作るなら、たれは醤油、オイスターソース、ごま油、酢を混ぜるだけで形になります。太めの中華麺をゆで、湯をしっかりきって熱いうちにからめるのが要です。油そば、まぜそば、汁なし担々麺の三つを覚えると、汁のない麺の幅が広がります。
由来
汁のない中華麺は、学生の多い街の店で、量を多く安く出す工夫から広まったと伝えられます。専門の店が増えるにつれ、たれの配合や麺の太さで店ごとの違いが生まれていきました。
講師への質問
- 味が濃く感じるときはどうすればいいですか
- 酢を足してください。塩気の角が取れます。それでも強ければ、麺の量を増やしてたれの割合を下げます。
- 麺がだまになって混ざらないときはどうすればいいですか
- 湯切りが甘いか、混ぜ始めが遅い場合がほとんどです。届いたらすぐ、底からほぐすように混ぜてください。
- 家でたれを作るときはどうすればいいですか
- 一人分は醤油大さじ1、オイスターソース小さじ1、ごま油小さじ2、酢小さじ1が目安です。味を見て加減します。