油そば|レシピと作り方のコツ
丼の底でたれと麺がからみ合う瞬間が、油そばのいちばんのごちそうです。ゆで上げを手早く湯切りして三十回混ぜれば、家庭のコンロでも香りの立つ一杯になります。
先生の一言
- たれが底に残って麺が白い → 湯切りが甘いか混ぜ足りない証拠です。ゆで汁を大さじ1足して、下から持ち上げる混ぜ方でさらに二十回混ぜてください。
- しょっぱすぎる → 麺の量に対してたれが多すぎます。ゆで汁を大さじ1〜2加えて伸ばし、次回はしょうゆを大さじ2半に減らします。
- 麺がだんごになる → 湯切り後に置いた時間が長すぎます。丼とたれを先に準備し、湯切りから混ぜ始めるまでを二十秒以内に収めてください。
25分調理時間の目安
3人分分量
ふつう難しさ
材料(3人分)
- 中華麺(太麺)3玉ゆで時間は袋の表示どおりに、固めを狙わず表示の秒数を守ります
- しょうゆ大さじ3濃口を使います
- オイスターソース大さじ1こくの土台になります
- 砂糖小さじ2しょうゆの角を丸めます
- ごま油大さじ2香りづけなので加熱せず丼に直接入れます
- ラード小さじ2なければサラダ油で代用します
- 鶏がらスープの素小さじ1粉のまま丼に入れます
- 煮豚150g5mm厚さに切り、電子レンジで温めておきます
- 長ねぎ1/2本白い部分を薄い小口切りにし、水にさらさず使います
- メンマ60g汁気を軽く切ります
- 焼きのり3枚食べる直前に添えます
- 米酢大さじ1後がけ用に取り分けておきます
- 粗びき黒こしょう少々仕上げにひきます
作り方
丼三つにしょうゆ、オイスターソース、砂糖、鶏がらスープの素、ラード、ごま油を分け入れます。
理由: たれを丼で先に合わせておくと、麺の熱で油が溶けて全体にからみます。
たっぷりの湯を強火で沸かし、沸いたら中火に落として中華麺を表示時間どおりゆでます。
理由: 強火のままだと湯が暴れて麺の表面が荒れ、たれが流れ落ちます。
ゆで上がる一分前に、丼のたれへゆで汁を大さじ1ずつ加えて温めます。
理由: 冷たい丼のままだと油が固まり、混ざりが悪くなります。
麺を湯切りざるに上げ、十秒ほど振ってしっかり水気を落とします。
理由: 水気が残るとたれが薄まり、後半が味気なくなります。
麺を丼に入れ、箸で下から持ち上げるように三十回ほど混ぜます。
理由: 上下を返す混ぜ方だと、底のたれが麺全体に行き渡ります。
温めた煮豚、長ねぎ、メンマ、焼きのりをのせ、黒こしょうをひきます。
理由: 具は最後にのせると香りと歯ざわりが立ったまま食卓に出せます。
半分ほど食べたところで米酢を回しかけ、もう一度混ぜます。
理由: 途中で酸味を足すと味が切り替わり、最後まで飽きません。
保存と温め直し
| 冷蔵 | たれだけなら密閉容器で冷蔵3日が目安です。混ぜたあとの麺は保存に向きません。 |
|---|---|
| 冷凍 | たれを製氷皿に小分けして冷凍すれば1か月が目安です。 |
| 温め直し | 冷えたたれは丼ごと湯せんで温めるか、ゆで汁を大さじ2加えて溶かしてから麺を入れます。 |
アレンジ
- たれに豆板醤を小さじ1加えると、辛味のある一杯になります。
- ゆでたほうれん草ともやしを加えると野菜のかさが増え、後半が軽くなります。
- 仕上げに刻んだ玉ねぎを散らすと、甘みと歯ざわりが加わります。
中華麺は炭水化物を、煮豚はたんぱく質を含みます。
講師への質問
- 太麺が手に入らないときはどうすればいいですか
- 中細麺で作れます。表面積が増えるぶんたれがからみやすいので、しょうゆを大さじ2半に減らしてください。
- 生卵を落とさなくてもこくは出ますか
- 出ます。ラードとごま油を合わせて使い、オイスターソースを効かせればとろみと厚みが十分に出ます。
- 作りおきしたいときはどうすればいいですか
- たれだけを作りおきしてください。冷蔵3日が目安で、食べる直前に麺をゆでれば手間は五分ほどです。