土鍋炊飯|手順と時間の目安
土鍋炊飯は、火加減と蒸らしさえ押さえれば難しくありません。粒の立った白飯と鍋底の香ばしいおこげまで含めて、土鍋炊飯のやり方を順にお伝えします。
55分目安時間
なぜ・いつ必要か
土鍋で炊くと熱が回りやすく、粒が立って鍋底に香ばしいおこげができます。二合程度なら炊飯器より短い時間で炊けますので、少人数の食卓や来客のときに向きます。
用意するもの
- 厚手の土鍋(二合なら直径21cm前後)
- ボウルとざる
- しゃもじ
- タイマー
手順
米2合をボウルで4回水を替えながら30秒ずつ研ぎ、ざるに上げて5分おきます。
理由: 手早く済ませると米が割れず、炊き上がりがべたつきません。
土鍋に米と水400mlを入れ、夏は30分、冬は60分そのまま浸します。
理由: 芯まで水を含ませておかないと、中心が硬いまま炊き上がります。
蓋をして中火にかけ、8分ほどかけて沸騰させます。蓋の穴から湯気が強く出たら合図です。
理由: 強火だと外側だけ先に炊けて、上下で炊き加減がそろいません。
弱火に落として12分炊きます。この間は蓋を開けません。
理由: 蒸気を逃がすと水加減が変わり、べたつきの原因になります。
最後に10秒だけ中火にしてから火を止め、蓋をしたまま10分蒸らします。
理由: 最後のひと押しで余分な水分が飛び、鍋底に薄いおこげが付きます。
蓋を開け、しゃもじで底から四回切り返して余分な蒸気を逃がします。
理由: ほぐすと粒が締まり、時間が経ってもべたつきません。
よくある失敗
- 浸水を省いて中心が硬い。夏でも30分は浸してください。
- 沸騰の見極めが遅れて吹きこぼれる。中火で8分を目安にタイマーを使ってください。
- 蒸らさずに蓋を開けて水っぽい。火を止めてから10分は触らないでください。
活用できる料理・場面
- 白飯とみそ汁の朝食
- きのこや鶏肉の炊き込みご飯
- おこげを崩して作るおじや
- 握りたてのおにぎり
講師への質問
- 土鍋に匂いが残ったときはどうすればいいですか
- 水を八分目まで入れて米のとぎ汁を大さじ2加え、弱火で15分煮てから冷まします。乾かしてから片付けてください。
- 一合だけ炊きたいときはどうすればいいですか
- 水200mlで、沸騰まで6分、弱火9分、蒸らし10分が目安です。鍋が大きすぎると乾きますので小さめの鍋を使ってください。
- おこげを厚くするにはどうすればいいですか
- 火を止める前の中火を10秒から30秒に延ばします。香りが立った時点で止めるのが目安で、それ以上は焦げに傾きます。