朝コーヒー|種類と淹れ方のコツ
湯を沸かす音と豆の香りで、一日が静かに動きはじめます。朝コーヒーは慌ただしい時間に淹れるからこそ、手順を短く決めておくと、味も暮らしのはずみも両方整ってくれます。
朝コーヒーとは
朝コーヒーとは、起きてから朝食の前後にいただく一杯のことです。忙しい時間帯に淹れるため、器具の準備が少なく後片づけの楽な方法が選ばれ、豆の挽き方や湯の温度も、手早く安定して淹れられる設定が好まれます。
種類
- 紙のフィルターで淹れるもの。すっきりした味わいで、片づけがいちばん簡単です。
- 金属のフィルターで淹れるもの。豆の油分が残り、こくのある味になります。
- 浸けておくだけの器具で淹れるもの。手順が少なく、忙しい朝に向きます。
- 電気の抽出器で淹れるもの。前夜に準備でき、目覚めと同時に淹れ上がります。
- 細かく挽いた粉を圧力で抽出したもの。少量で濃く、牛乳と合わせやすくなります。
- 水で長時間かけて抽出したもの。前夜に仕込み、朝は注ぐだけになります。
- 湯を注ぐだけの粉末のもの。器具がいらず、旅先でも同じ味になります。
- 牛乳を合わせたもの。空腹が気になる朝には飲みやすくなります。
家での淹れ方・作り方
湯を沸かし、火を止めて1分置きます。90度前後が目安です。
理由: 沸騰したての湯を注ぐと、苦みと渋みが強く出ます。
1杯につき豆10gを中挽きにし、フィルターに入れて表面を平らにならします。
理由: 表面が傾いていると湯が片寄って流れ、味が薄くなります。
粉全体が湿る程度に湯を注ぎ、30秒待ちます。
理由: 粉が湯を含んで膨らむ間に、内側のガスが抜けます。
中心から外へ、小さく円を描くように3回に分けて湯を注ぎます。
理由: 一度に注ぐと湯が縁から流れ落ち、抽出にむらが出ます。
1杯分150mlを2分半ほどで落としきり、最後の湯が落ちる前に器具を外します。
理由: 最後まで落としきると、渋みの強い部分が混ざります。
カップを湯であらかじめ温めておき、注いだらすぐいただきます。
理由: 冷たいカップに注ぐと温度が下がり、香りが立ちません。
相性のよい食べ物
- トーストにバターを塗ったもの
- ゆで卵
- ヨーグルトと果物
- 焼き菓子やビスケット
コツ
- 結論から言えば、豆は前夜に量っておきます。朝の手数が一つ減るだけで続けやすくなります。
- 豆は密閉容器に入れ、冷暗所で2週間を目安に使いきります。挽いた粉はさらに早く香りが落ちます。
- コーヒーにはカフェインが含まれます。控えたい方は、カフェインを減らした豆を選ぶ方法もあります。
講師への質問
- 朝の時間が短いときはどうすればいいですか
- 前夜に水出しを仕込んでおくのが確実です。朝は注ぐだけで済み、温めたい日は電子レンジで1分温めます。
- 苦くなりすぎるのはどうすればいいですか
- 湯の温度が高いか、落とす時間が長すぎます。沸騰後に1分置いた湯を使い、2分半で落としきってください。
- 空腹で飲むのが気になるときはどうすればいいですか
- 牛乳を加えて薄めるか、トーストやヨーグルトを先に少し口に入れてから飲むと落ち着きます。