ハブ茶|種類と淹れ方のコツ
炒った種の香ばしさが、麦茶とも少し違う独特の味わいをつくります。ハブ茶はエビスグサの種子を煮出したお茶で、カフェインを含まず家族みんなで飲めるところが長く親しまれてきた理由です。
ハブ茶とは
エビスグサという豆科の草の種子を炒って淹れる、香ばしいお茶です。茶の樹を使わないためカフェインを含まず、麦茶に似た飲み口で、夏は冷やして冬は温めて飲まれてきました。
種類
- 焙煎した粒のまま — 自分で煮出す形。香ばしさがいちばん強く出ます。
- ティーバッグ入り — 一杯分ずつ手軽に淹れられます。
- 粉末タイプ — 湯に溶かすだけで、持ち歩きに向きます。
- 麦茶とのブレンド — 苦みが和らぎ、飲みやすくなります。
- はと麦とのブレンド — こうばしさが増して、後味が軽くなります。
- 浅炒り — 色が薄く、青い香りが残ります。
- 深炒り — 色が濃く、コーヒーに近い苦みが出ます。
家での淹れ方・作り方
やかんに水1Lを入れ、ハブ茶の粒15gを加えて火にかけます。
理由: 水から入れると香りがゆっくり出て、角が立ちません。
沸騰したら弱火に落とし、5〜8分煮出します。
理由: 強火のままだと苦みだけが先に出ます。
火を止めて、そのまま5分置きます。
理由: 余熱の間に色と香りが落ち着きます。
茶こしで濾して粒を取り除きます。
理由: 入れっぱなしにすると、時間とともに渋くなります。
粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やすか、温かいまま飲みます。
理由: 熱いまま冷蔵庫に入れると庫内が温まり、他の食品を傷めます。
相性のよい食べ物
- おにぎり
- 焼き魚の定食
- せんべい
- みたらし団子
コツ
- 濃さは煮出し時間で決まります。薄めが好みなら5分、しっかりなら8分。
- 冷やして飲むなら少し濃いめに。氷で薄まる分を見込みます。
- 作り置きは冷蔵で2日が目安です。粒は必ず取り除いてから保存します。
講師への質問
- 苦みが強く出たときはどうすればいいですか
- 煮出し時間を短くし、火を止めたら粒をすぐ取り出してください。水で1〜2割薄めても飲みやすくなります。
- 水出しにするにはどうすればいいですか
- ティーバッグ2袋を水1Lに入れ、冷蔵庫で6〜8時間置いてください。煮出しより香ばしさは控えめで、後味が軽く仕上がります。
- 粒が余ったときの保存はどうすればいいですか
- 密閉容器に入れて冷暗所へ。湿気ると香りが落ちるので、開封後は半年を目安に使い切ります。