ジャスミンティー|種類と淹れ方のコツ
湯を注いだ途端に立ちのぼる花の香りが、部屋の空気まで変えてしまいます。ジャスミンティーは茶葉に花の香りを移して作るお茶で、油を使った料理との相性がとりわけよいものです。淹れ方の勘どころを見ていきます。
ジャスミンティーとは
ジャスミンティーは、緑茶などの茶葉にジャスミンの花の香りを移して作る中国のお茶です。花そのものを飲むのではなく、香りだけを茶葉に含ませてから花を取り除く作り方が基本になります。
種類
- 緑茶を土台にしたもの。最も一般的で、渋みが軽く香りが立ちます。
- 白茶を土台にしたもの。甘みがあり、香りの出方が穏やかです。
- 球状に丸めた形のもの。湯の中でほどけていく様子も楽しめます。
- 細長くよじった形のもの。抽出が早く、普段使いに向きます。
- ティーバッグ。手軽さが利点で、蒸らし時間の管理がしやすくなります。
- 粉末タイプ。料理や菓子に混ぜる用途にも使えます。
- ほうじ茶や烏龍茶と合わせたブレンド。香りの角が丸くなります。
家での淹れ方・作り方
急須か蓋碗に茶葉3gを入れます。二人分なら150mlの湯を用意してください。
理由: 茶葉を多くするより、湯温と時間で濃さを調整するほうが香りが崩れません。
湯を一度沸騰させ、80〜85℃まで冷まします。
理由: 熱すぎると渋みが先に出て、花の香りが隠れてしまいます。
茶葉に湯を注ぎ、蓋をして1分蒸らします。
理由: 蓋をすると香りが逃げず、茶葉の開きもそろいます。
湯のみに少しずつ回し注ぎ、最後の一滴まで注ぎ切ります。
理由: 残すと二煎目が濃くなりすぎます。切ることが次の一杯を左右します。
二煎目は同じ湯温で40秒、三煎目は1分半を目安に伸ばします。
理由: 香りが弱まる分を時間で補うと、最後まで飲み口がそろいます。
相性のよい食べ物
- 点心や小籠包。油の余韻を流してくれます。
- 揚げ物や春巻き。口の中が軽くなります。
- 餃子や焼売。にんにくの香りとぶつかりません。
- あっさりした焼き菓子。香りを邪魔しない組み合わせです。
コツ
- 茶葉は香りが命ですから、開封後は密閉して冷暗所に置き、1〜2か月で使い切ってください。冷蔵庫は匂い移りが起きやすい場所です。
- 水出しにするなら、水500mlに茶葉5gを入れて冷蔵庫で3時間。渋みが出ず、香りだけが澄んで残ります。
- 香りが弱く感じたら、湯温を5℃上げるより蒸らしを20秒延ばすほうが穏やかに濃くなります。
講師への質問
- 苦く出てしまうときはどうすればいいですか
- 湯温が高すぎるか蒸らしが長すぎます。80℃前後まで冷まし、1分で注ぎ切ってください。
- 食事中に飲むにはどうすればいいですか
- やや薄めに淹れると料理の邪魔をしません。茶葉2gに湯150mlで、蒸らしは45秒が目安です。
- 夜に飲んでも大丈夫でしょうか
- 茶葉が土台のためカフェインを含みます。気になる方は夕方までにするか、量を控えめにしてください。