抹茶|種類と淹れ方のコツ
茶葉をまるごといただくからこその濃い香りと、後に残る甘みが抹茶の魅力です。種類の違い、家庭の道具で点てる手順、そして合わせる菓子の選び方をご案内します。
抹茶とは
覆いをかけて育てた茶葉を蒸して乾かし、石臼などで細かく挽いた粉末のお茶です。湯に溶かして粉ごといただくため、香りとうまみ、わずかな渋みがそのまま口に残ります。
種類
- 濃茶用 うまみが強く、とろりとした口当たりに向きます
- 薄茶用 日常に点てる標準の粉で、香りが軽やかです
- 菓子用 加熱しても色が残るよう調整されたものです
- 料理用 価格を抑えた粉で、生地や衣に混ぜて使います
- ほうじ茶に近い浅い色味の粉 香ばしさが前に出ます
家での淹れ方・作り方
茶碗に湯を入れて温め、茶せんの穂先も湯につけてほぐします。
理由: 冷たい茶碗では泡が立たず、香りも開きません。
茶碗の湯を捨てて水気を拭き、抹茶2gをふるいながら入れます。
理由: ふるうとだまが残らず、口当たりがなめらかになります。
湯を沸かして1分置き、80度前後にしてから70ml注ぎます。
理由: 熱すぎる湯は渋みを強く引き出します。
茶せんを底につけず、手首だけで前後に15秒ほど早く振ります。
理由: 腕ごと動かすと粉が飛び、泡が粗くなります。
細かい泡が立ったら、茶せんを中央でゆっくり持ち上げます。
理由: 最後にゆっくり動かすと表面が整います。
相性のよい食べ物
- 小豆のあんを使った和菓子
- 干菓子
- 栗を使った菓子
- 白玉やわらび餅
コツ
- 粉は開封後1か月を目安に使い切り、密閉して冷蔵庫に置いてください。
- 泡が立たないときは湯の量を60mlに減らすと、粉と湯の割合が合います。
- 甘い菓子を先に一口食べてから飲むと、渋みが穏やかに感じられます。
講師への質問
- 茶せんがないときはどうすればいいですか
- 小さめの泡立て器でも代用できます。少量の湯で先に練り、後から湯を足すとだまが残りません。
- ミルクと合わせるときはどうすればいいですか
- 抹茶3gに湯40mlで濃く点て、温めた牛乳150mlを注いでください。味が薄まりません。
- 苦みが強く感じるときはどうすればいいですか
- 湯温を75度まで下げ、粉を1.5gに減らしてください。それでも強ければ湯を10ml増やします。