ジャスミン茶|種類と淹れ方のコツ
花の香りが立ちのぼるジャスミン茶は、油を使った料理の後にことのほか合います。茶葉に花の香りを移して作られ、温度と時間の加減で香りの出方が変わります。淹れ方の基本をご案内します。
ジャスミン茶とは
ジャスミン茶は、緑茶などの茶葉にジャスミンの花の香りを移した香片茶です。中国南部で作られてきたもので、花そのものは取り除かれ、香りだけが茶葉に残っているものが主流です。
種類
- 工芸茶(手で球状に結んだもの)
- 毛峰タイプ(細い芽を使った上級品)
- 龍珠タイプ(丸く固めた粒状)
- 普通煎(日常用の茶葉)
- ティーバッグ
- ペットボトル入りの冷茶
家での淹れ方・作り方
急須と茶碗に熱湯を注いで温め、湯を捨てます。
理由: 器が冷たいと湯温が下がり、香りが十分に開きません。
茶葉を一人あたり3g入れます。
理由: 多すぎると渋みが勝ち、花の香りが隠れます。
湯を沸かして80〜85度まで冷まし、注ぎます。
理由: 沸騰したての湯は香りを飛ばし、渋みを引き出します。
ふたをして50秒待ちます。
理由: 短く感じても、香りは最初の1分でよく出ます。
茶碗に少量ずつ回し注ぎ、最後の一滴まで注ぎきります。
理由: 残すと二煎目が渋くなります。
二煎目は同じ温度で30秒、三煎目は1分と、少しずつ時間を延ばします。
理由: 回を追うごとに茶葉が開くので、時間で調整します。
相性のよい食べ物
- 餃子や春巻きなど油を使った点心
- 炒め物や揚げ物の後の一杯
- あっさりした蒸し菓子
- ナッツを使った焼き菓子
コツ
- 湯温を80〜85度に落とすことです。ここだけで香りの出方がはっきり変わります。
- 茶葉は密閉して冷暗所に置くことです。香りが飛びやすく、他の食品の匂いも吸います。
- 水出しにするなら、水1リットルに茶葉10gを入れて冷蔵庫で4時間。渋みが出ず、香りだけがすっきり立ちます。
講師への質問
- 苦く出てしまうときはどうすればいいですか
- 湯が熱すぎるか、時間が長すぎます。80度、50秒に戻してください。茶葉の量を2gに減らす手もあります。
- 何煎まで飲めますか
- 上級の茶葉なら三煎、日常用でも二煎は十分に楽しめます。香りが薄くなったところが替えどきです。
- 夜に飲んでも大丈夫ですか
- 緑茶を土台にしているのでカフェインを含みます。気になる方は、湯の温度を下げて短時間で淹れると量を抑えられます。