純ココア|種類と淹れ方のコツ
砂糖も乳成分も入らない分、カカオの香りがまっすぐ立つのが純ココアです。甘さを自分で決められるので、飲み物にも菓子作りにも幅広く使えます。
純ココアとは
純ココアは、カカオ豆から脂肪分の一部を取り除いて粉にしたもので、砂糖や乳製品を加えていないものを指します。そのままでは苦く、湯や牛乳、砂糖と合わせて飲むのが基本の使い方です。
種類
- アルカリ処理をしていないタイプ(酸味と香りが立ちます)
- アルカリ処理をしたタイプ(色が濃く、まろやかです)
- 脂肪分が高めのタイプ(こくが出ます)
- 脂肪分が低めのタイプ(軽い口当たりです)
- 細かく挽いてだまになりにくいタイプ
- 菓子作り向けの色の濃いタイプ
家での淹れ方・作り方
小鍋に純ココア大さじ2と砂糖大さじ2を入れ、粉のまま混ぜ合わせます。
理由: 先に砂糖と混ぜておくと、粉が固まりにくくなります。
牛乳を大さじ2だけ加え、弱火でヘラで練ります。
理由: 少量の液で練るのがだまを防ぐ唯一のこつです。
つやのあるペースト状になるまで、弱火で1分ほど練り続けます。
理由: ここで粉に火が通ると、粉っぽさが消えて香りが立ちます。
残りの牛乳300mlを少しずつ加えながらのばします。
理由: 一度に入れるとだまが戻ります。三回に分けるのが確実です。
鍋肌に小さな泡が出る程度、60〜70℃まで温めて火を止めます。
理由: 沸かすと膜が張り、口当たりが悪くなります。
カップに注ぎ、好みでシナモンを少量振ります。
理由: 香りものは注いだあとに。加熱すると飛んでしまいます。
相性のよい食べ物
- バターを使った焼き菓子(脂の香りと重なります)
- オレンジやいちごなど酸味のある果物
- ナッツ類(香ばしさが苦みを受け止めます)
- 厚切りのトースト(朝食の組み合わせとして落ち着きます)
コツ
- だまができるのは水分が多すぎるからです。必ず少量で練ってからのばしてください。
- 砂糖の量は牛乳300mlに大さじ2が目安。甘さは飲む直前に足すほうが調整しやすいです。
- 湿気を吸うと固まるので、開封後は密閉して冷暗所に置いてください。
講師への質問
- ミルクココアとの違いはどうすればわかりますか
- 原材料を見てください。砂糖と乳製品が入っていればミルクココア、カカオだけなら純ココアです。純ココアは自分で甘さを決められます。
- 水で作ってもいいですか
- 作れますが、こくは弱くなります。水で作る場合は量を200mlに減らし、練りの工程をていねいにすると香りが残ります。
- 菓子作りに使うときはどうすればいいですか
- 小麦粉と一緒にふるってから混ぜてください。生地に直接入れると、だまが残って焼き上がりに斑点が出ます。