キリマンジャロコーヒー|種類と淹れ方のコツ
キリマンジャロコーヒーは、きりっとした酸味と軽やかな後味で知られる豆です。浅めに焙煎した一杯の澄んだ香りは、朝の食卓によく合います。
キリマンジャロコーヒーとは
東アフリカの高地で育つアラビカ種の豆を指す呼び名です。標高の高い産地らしい明るい酸味と、すっきりした後口が特徴で、焙煎の深さによって印象が大きく変わります。
種類
- 浅煎り…酸味がはっきりし、果実のような香りが立ちます。
- 中煎り…酸味と甘みが釣り合う、最も扱いやすい焙煎です。
- 深煎り…酸味が落ち着き、香ばしさとほろ苦さが前に出ます。
- 水洗い式の豆…雑味が少なく澄んだ味になります。
- 粗挽き…あっさりとした軽い抽出向きです。
- 中細挽き…ペーパードリップの標準的な挽き方です。
家での淹れ方・作り方
豆10〜12gを中細挽きにし、ペーパーをセットして湯通ししておきます。
理由: 紙の匂いを流し、器具を温めることで抽出の温度が安定します。
湯は沸騰後に30秒ほど置いた90℃前後を使います。
理由: 熱すぎると酸味が刺さり、この豆の持ち味が硬くなります。
粉全体を湿らせる程度に30ml注ぎ、30秒蒸らします。
理由: 炭酸ガスを抜くことで、その後の湯が粉全体に行き渡ります。
中心から外へ円を描くように、三回に分けて計150mlまで注ぎます。
理由: 分けて注ぐと湯の通り道が偏らず、味がぶれません。
ドリッパーに湯が残っているうちに外し、軽く混ぜてから注ぎます。
理由: 最後まで落とし切ると、雑味の強い部分まで入ってしまいます。
相性のよい食べ物
- トーストとバター
- プレーンヨーグルト
- ベイクドチーズケーキ
- ナッツ入りビスケット
コツ
- 酸味が強すぎると感じたら、湯温を85℃まで下げてみてください。角が取れます。
- 豆は挽いた瞬間から香りが逃げますので、淹れる直前に必要な分だけ挽いてください。
- アイスにするなら豆を1.5倍にして濃く落とし、氷を入れたグラスへ一気に注ぎます。
講師への質問
- 酸っぱく感じるときはどうすればいいですか。
- 湯温を下げるか、焙煎の深い豆に替えてください。90℃を85℃にするだけでも酸味の角が丸くなり、甘みを感じやすくなります。
- 焙煎はどれを選べばいいですか。
- 初めてなら中煎りをおすすめします。酸味と甘みの釣り合いが取れており、この豆の輪郭がいちばん分かりやすい焙煎です。
- 牛乳を入れても合いますか。
- 合います。ただし浅煎りだと酸味と牛乳がぶつかりますので、牛乳を入れる日は深煎りを選ぶほうがまとまります。