濃いお茶|種類と淹れ方のコツ
同じ茶葉でも、濃いお茶は入れ方ひとつでうまみが立ちも沈みもします。葉の量、湯の温度、待つ秒数、この三つで渋くならない濃さが作れます。教室で一番よく聞かれる順にお話しします。
濃いお茶とは
結論から言えば、濃いお茶は茶葉を多めに使い、短い時間で出したものです。渋みだけが強い茶とは違い、うまみと渋みが両方立っている状態がよい濃さです。
種類
- 濃いめの煎茶
- 深蒸し茶
- 玉露
- 抹茶
- ほうじ茶の濃いめ
- 水出しの濃縮茶
- 茶葉を増やした番茶
- 粉茶
家での淹れ方・作り方
急須に茶葉を通常の1.5倍、二人分で6g入れます。
理由: 時間を延ばすより葉を増やすほうが渋みが出ません。
湯を70〜80度まで冷まします。湯冷ましか、湯呑みに一度移して待ちます。
理由: 高温だと渋みだけが先に出ます。
湯を注いで40〜50秒待ちます。急須は振りません。
理由: 振ると茶葉が壊れて雑味が出ます。
二つの湯呑みに交互に注ぎ、最後の一滴まで出し切ります。
理由: 残すと二煎目が渋くなります。
二煎目は湯の温度を10度上げ、20秒で出します。
理由: 一煎目で開いた葉は早く出ます。
相性のよい食べ物
- 練り切り
- 羊羹
- せんべい
- 佃煮
コツ
- 渋いだけになったら、湯の温度を5度下げます。時間ではなく温度が効きます。
- 茶葉は開封後一か月が目安です。冷凍するなら小分けにし、使う分だけ室温に戻します。
- 食後に飲むなら濃さは控えめに。口に味が残っているうちは渋みが強く感じられます。
講師への質問
- 濃くすると渋くなってしまうときはどうすればいいですか
- 湯の温度を70度まで下げ、茶葉を1.5倍に増やします。待ち時間を延ばすやり方だと渋みだけが強く出ます。
- 水出しで濃く作りたいときはどうすればいいですか
- 茶葉10gに水500gを注ぎ、冷蔵庫で6時間おきます。渋みが出にくく、うまみが前に来ます。
- 急須がないときはどうすればいいですか
- 茶こしとマグカップで代用できます。粉茶なら茶こしに直接入れ、70度の湯を回しかけて40秒待ちます。