高級紅茶|種類と淹れ方のコツ
同じ茶葉でも、湯の温度と時間で香りの立ち方がまるで違います。高級紅茶は摘み取りの時期と等級で個性が分かれ、淹れ方をそろえて初めて価格の意味がわかります。産地ごとの違いと家での淹れ方をご案内します。
高級紅茶とは
産地や摘み取り時期を限定し、茶葉の形をそろえて仕上げた紅茶のことです。茶葉が大きく開くものが多く、湯の温度と蒸らし時間が味を大きく左右します。
種類
- 春摘みの香りが軽やかなタイプ
- 夏摘みの色と甘みが出るタイプ
- 高地栽培のすっきりしたタイプ
- 花のような香りを持つタイプ
- 麦芽を思わせるこくのあるタイプ
- 茶葉の形を残した最上級等級
- 単一農園の茶葉だけを詰めたタイプ
- 季節限定の少量生産タイプ
家での淹れ方・作り方
ポットとカップに熱湯を注いで1分温め、湯を捨てておきます。
理由: 器が冷たいと湯温が下がり、茶葉が十分に開きません。
茶葉を1人分3gはかり、温めたポットに入れます。
理由: 目分量より、はかったほうが毎回同じ味に近づきます。
沸かしたての湯を高い位置から一気に160ml注ぎます。
理由: 空気を含ませると茶葉が上下に動き、成分が均一に出ます。
ふたをして、大きな茶葉なら3分半、細かい茶葉なら2分半蒸らします。
理由: 茶葉の大きさで時間を変えるのが、渋みを出しすぎない要点です。
茶こしを通してカップに注ぎ、最後の一滴まで落としきります。
理由: 最後の一滴に味が凝縮しているため、残すと薄くなります。
相性のよい食べ物
- スコーン
- ショートブレッド
- きゅうりのサンドイッチ
- フルーツケーキ
コツ
- 香りを楽しみたい茶葉はストレートで。こくのある茶葉はミルクを合わせると本領が出ます。
- 水道水は勢いよく汲んで空気を含ませ、沸かしたてを使います。沸かし直した湯は香りが立ちません。
- 開封後は密閉容器に移し、光と湿気を避けて2か月以内に飲みきるのが目安です。
講師への質問
- 渋くなりすぎるときはどうすればいいですか
- 蒸らし時間を30秒短くしてください。それでも渋いときは茶葉を2.5gに減らします。湯の量を増やして薄めるのは香りも落ちるので避けます。
- ミルクを入れるかどうかはどう決めればいいですか
- 水色が濃く、こくのある茶葉なら合います。春摘みの香りが持ち味の茶葉はストレートのほうが個性が生きます。
- 保存はどうすればいいですか
- 密閉容器に移し、常温の暗い場所で。冷蔵庫は出し入れのたびに結露するので向きません。2か月以内が目安です。