コピルアク|種類と淹れ方のコツ
世界でもっとも高値が付く豆として知られるのがコピルアクです。ジャコウネコが食べたコーヒーの実から採った豆で、独特の香りと苦味の少なさが話題になってきました。
コピルアクとは
コピルアクは、インドネシアなど東南アジアで作られるコーヒー豆の一種です。ジャコウネコがコーヒーの実を食べ、消化されずに残った種子を洗浄・乾燥・焙煎したもので、独特の香りと苦味の穏やかさが特徴とされます。生産量が限られるため価格は高く、100gで数千円から一万円を超えることもあります。
種類
- 野生のもの — 自然の中で拾い集めたもので、量が少なく最も高価です
- 飼育環境で採ったもの — 流通量の多くを占め、価格は比較的抑えめです
- アラビカ種を原料としたもの — 香りが華やかで酸味が残ります
- ロブスタ種を原料としたもの — コクが強く、苦味もやや出ます
- 浅めの焙煎 — 独特の香りを味わいたい場合はこちらが向きます
- 深めの焙煎 — 香りの個性は薄れますが飲みやすくなります
家での淹れ方・作り方
豆12gを中挽きにし、ペーパーフィルターに平らに入れます。
理由: 香りが持ち味なので、挽くのは淹れる直前にします。
湯を沸かして1分置き、88〜90℃まで下げます。
理由: 高温だと香りより苦味が前に出てしまいます。
粉が湿る程度に湯を30g注ぎ、40秒蒸らします。
理由: 蒸らしを長めに取ると、この豆の香りがよく立ちます。
細く円を描きながら3回に分け、計170gまで注ぎます。
理由: 湯量を少なめにすると濃さがちょうど良くなります。
落ちきる前にフィルターを外し、白いカップに注ぎます。
理由: 香りを確かめるなら、まず何も加えずに一口。
相性のよい食べ物
- バターの効いていない素朴な焼き菓子 — 豆の香りを邪魔しません
- ナッツ類 — 香ばしさが重なって余韻が長く残ります
- ドライフルーツ — わずかな酸味が甘い香りを引き立てます
- そのまま何も添えずに — 高価な豆ほど単独で味わう価値があります
コツ
- 初めてなら少量の豆を試してください。好みが分かれる香りですので、いきなり大袋は避けたほうが無難です。
- 牛乳や砂糖を入れると特徴がほとんど分からなくなります。まずは何も入れずに一杯。
- 極端に安いものは他の豆が混ざっている場合があります。産地と生産方法が明記されたものを選びます。
講師への質問
- 普通のコーヒーとの違いはどう感じ取ればいいですか
- 苦味が穏やかで、後味に土や木を思わせる香りが残るとよく言われます。同じ淹れ方で普段の豆と飲み比べると分かりやすいです。
- 値段の目安はどのくらいですか
- 100gでおよそ5,000円から、野生のものは一万円を超える場合もあります。喫茶店では一杯2,000円前後が目安です。
- 保存はどうすればいいですか
- 密閉容器に入れて常温の暗い場所へ。高価な豆ですが冷凍は香りが落ちますので、少量を早めに使い切ってください。