黒烏龍茶|種類と淹れ方のコツ
湯呑みに落ちる色の濃さに、まず目がいきます。黒烏龍茶は発酵と焙煎を強めに進めた烏龍茶の呼び名で、香ばしさとほのかな苦みが持ち味です。淹れ方の温度と、合わせたい料理をお話しします。
黒烏龍茶とは
結論から申しますと、黒烏龍茶は焙煎を強くかけた色の濃い烏龍茶を指す呼び方です。同じ茶葉でも焙煎の深さで香りと色が変わり、深いものほど香ばしさが前に出て、渋みは穏やかになります。
種類
- 浅い焙煎の烏龍茶(花のような香りで色が薄い)
- 中程度の焙煎(香ばしさと甘い香りが両立する)
- 深い焙煎の黒烏龍茶(色が濃く、香ばしさが主役)
- 茎を多く含むもの(口当たりが軽い)
- ティーバッグ状のもの(煮出し向き)
- ペットボトルで売られているもの(冷たいまま飲む前提の味付け)
家での淹れ方・作り方
急須に茶葉5gを入れます。深く焙煎したものは軽いので、量を多めに取ります。
理由: 軽い茶葉を目分量で入れると足りなくなります。
沸かしたての湯300mlを一気に注ぎます。
理由: 高温のほうが焙煎の香りが立ちます。
ふたをして45秒待ちます。
理由: 待ちすぎると苦みだけが残ります。
湯呑みに回し注ぎ、最後まで出しきります。
理由: 残すと二煎目が濃くなりすぎます。
二煎目は同じ湯温で20秒に短縮します。
理由: 葉が開いているぶん、早く味が出ます。
冷たくする場合は濃いめに淹れ、氷を入れたグラスに一気に注ぎます。
理由: 急に冷やすと香りが濁りません。
相性のよい食べ物
- 焼肉
- 揚げ物の定食
- 餃子
- 中華まん
コツ
- 脂の多い料理と合わせると口の中がさっぱりします。食事中に飲む前提なら薄めに淹れてください。
- 煮出す場合は水1リットルに茶葉10gを入れ、沸いてから3分で火を止めてください。
- 冷蔵で保存するなら当日中です。翌日は香りが飛び、渋みだけが残ります。
講師への質問
- 苦く出てしまうときはどうすればいいですか
- 待ち時間が長すぎます。45秒で注ぎきってください。それでも苦い場合は茶葉を1g減らし、湯を50ml増やして調整します。
- 水出しにできますか
- できます。水1リットルに茶葉12gを入れ、冷蔵庫で5時間置いてください。香ばしさは弱まりますが、渋みのないすっきりした味になります。
- 普通の烏龍茶との使い分けはどうすればいいですか
- 香りを楽しみたい日は浅い焙煎、食事に合わせる日は深い焙煎と分けてください。濃い色のものは味の強い料理に負けません。