ミルクココア|種類と淹れ方のコツ
手のひらに伝わる温かさと、鼻に抜けるカカオの香り。ミルクココアはココアパウダーを牛乳でのばした飲み物で、粉の扱い方ひとつでなめらかさがまるで変わります。教室でお伝えしている手順をご紹介します。
ミルクココアとは
ココアパウダーと砂糖を牛乳でのばして温めた飲み物です。砂糖や乳成分があらかじめ混ぜられた調整タイプと、カカオだけの純ココアがあり、後者は自分で甘さと濃さを決められるのが利点です。
種類
- 純ココア(砂糖・乳成分なし)
- 砂糖と乳成分入りの調整タイプ
- 牛乳だけで溶けるインスタントタイプ
- カカオ分の高い濃厚タイプ
- 甘さを抑えたタイプ
- 冷たい牛乳にも溶ける専用タイプ
- チョコレートを削って作るタイプ
家での淹れ方・作り方
小鍋に純ココア大さじ2と砂糖大さじ1を入れ、粉のまま泡立て器でよく混ぜます。
理由: 先に粉同士を混ぜると、だまができにくくなります。
牛乳大さじ2だけを加え、へらで練ってつやのあるペーストにします。
理由: 少量の水分で練るのが、なめらかさを決める最大の分かれ目です。
残りの牛乳300mlを3回に分けて注ぎ、そのつど混ぜてのばします。
理由: 一度に注ぐとペーストが固まり、粉が浮きます。
弱めの中火で3分ほど、鍋肌が細かく泡立つまで温めます。沸騰させません。
理由: 沸騰させると膜が張り、香りが飛びます。
火を止め、塩をひとつまみ加えて10回混ぜ、温めたカップに注ぎます。
理由: 塩ひとつまみでカカオの香りが立ち、甘さがくっきりします。
相性のよい食べ物
- バターの効いた焼き菓子(スコーン、クッキー)
- 塩気のあるナッツ
- バナナやオレンジなどの果物
- 厚めに切ったトースト
コツ
- カップをあらかじめ湯で温めておくと、最後の一口まで温度が保てます。
- 牛乳の一部を生クリーム大さじ1に替えると、口当たりが一段なめらかになります。
- 冷たくして飲むなら、濃いめに作って冷ましてから氷を入れてください。薄まりを見越した濃さが要ります。
講師への質問
- だまができてしまうのはどうすればいいですか
- 粉と砂糖を先に混ぜ、牛乳大さじ2だけで練ってペーストにしてください。ここでつやが出るまで練れば、残りを注いでもだまになりません。粉に一度に注ぐのが失敗の元です。
- 表面に膜が張るのはどうすればいいですか
- 沸騰させないことです。鍋肌に細かい泡が出た時点で火を止めてください。注いだ後に膜が張ったら、スプーンで取り除くか、静かに混ぜ戻して構いません。
- 甘さを調整するにはどうすればいいですか
- 純ココアを使い、砂糖を大さじ1から始めて味を見ながら足すのが目安です。塩をひとつまみ入れると、砂糖を増やさずに甘みを感じやすくなります。