お茶の葉(茶葉)|種類と淹れ方のコツ
同じ湯でも、お茶の葉(茶葉)の量と温度で味は別物になります。煎茶、ほうじ茶、番茶、それぞれに向く淹れ方があります。台所ですぐ試せる湯温と時間の目安を、順にお伝えします。
お茶の葉(茶葉)とは
同じ茶の木の葉から、摘む時期と加工の仕方を変えて作られるのが日本のお茶です。蒸し加減や焙煎の有無で、同じ葉が煎茶にも、ほうじ茶にも、番茶にもなります。
種類
- 煎茶 もっとも一般的で、甘みと渋みのつり合いが持ち味です。
- 深蒸し煎茶 蒸し時間が長く、色が濃く出て口当たりがまろやかです。
- 玉露 日光をさえぎって育て、低い温度で淹れると強い甘みが出ます。
- かぶせ茶 玉露より短く覆い、煎茶と玉露の中間の味わいです。
- 番茶 かたい葉や茎を使い、さっぱりして日常向きです。
- ほうじ茶 焙煎して香ばしさを出したもので、就寝前にも向きます。
- 玄米茶 炒った米を混ぜ、香ばしさと軽さが加わります。
- 茎茶 茎の部分を集めたもので、甘い香りが立ちます。
家での淹れ方・作り方
急須と湯のみを湯で温め、その湯は捨てます。
理由: 器が冷たいと注いだ瞬間に温度が下がり、味が出きりません。
茶葉を人数分量ります。煎茶なら1人2gが目安です。
理由: 目分量より、はかりで一度測っておくと味が安定します。
沸かした湯を湯のみに移して冷まします。移すごとに約10度下がります。
理由: 煎茶は80度前後。熱すぎると渋みだけが強く出ます。
急須に湯を注ぎ、ふたをして60秒待ちます。ゆすりません。
理由: 急須を振ると茶葉がこわれ、えぐみが出ます。
少しずつ回し注ぎ、最後の一滴まで注ぎきります。
理由: 残った湯が二煎目を煮出してしまい、渋くなります。
二煎目は湯温を10度上げ、待ち時間を20秒に縮めます。
理由: 一煎目で葉が開いているので、短時間で十分に出ます。
相性のよい食べ物
- 煎茶には、あっさりした練り切りや落雁がよく合います。
- ほうじ茶は、あんこの濃い菓子や焼き菓子と釣り合います。
- 玄米茶は、塩けのあるせんべいやおかきと相性がよいです。
- 玉露には、味の淡い干菓子を少しだけ添えます。
コツ
- 開封したら缶か袋の口を毎回きちんと閉め、冷暗所に置きます。香りは光と湿気で真っ先に落ちます。
- 冷蔵庫で保存するなら、使う30分前に出して室温に戻します。冷たいまま開けると水滴がつきます。
- 買う量は1か月で使いきれるぶんまで。100gの袋を買うより、50gを二度買うほうが香りが保てます。
講師への質問
- 湯温をはかる道具がないときはどうすればいいですか
- 沸かした湯を器から器へ移してください。一度移すごとに約10度下がりますから、二回移せば80度前後になります。
- 渋くなってしまうときはどうすればいいですか
- 湯温が高すぎるか、待ち時間が長すぎます。まず温度を10度下げ、それでも渋いなら時間を20秒縮めてください。
- 古くなった茶葉はどうすればいいですか
- フライパンで弱火で3分から炒りすると、香ばしいほうじ茶になります。淹れるときは熱い湯で構いません。