プーアル茶|種類と淹れ方のコツ
深い赤褐色と、角のないまろやかな味わいが持ち味のプーアル茶は、食後の一杯に選ばれることの多いお茶です。生茶と熟茶の違いから、家庭での淹れ方、合う食べ物まで順にご案内します。
プーアル茶とは
中国の雲南省を中心につくられる、微生物の働きを経た茶です。長く置くほど味わいが変わるとされ、円盤や塊に固めて売られるものと、ほぐした状態で売られるものがあります。
種類
- 生茶(若いうちは渋みがあり、年を重ねると穏やかになります)
- 熟茶(人の手で発酵を進めたもの。最初からまろやかです)
- 餅茶(円盤形に固めたもの)
- 沱茶(お椀形に固めたもの)
- 散茶(固めずほぐした状態のもの)
- 小沱茶(1杯分ずつの小さな塊)
- ティーバッグ
家での淹れ方・作り方
固形の茶は、専用の錐か厚手のナイフで層に沿って5gほどはがします。
理由: 層をはがすように取ると茶葉が砕けず、渋みが出にくくなります。
茶葉を急須に入れ、沸騰した湯を注いですぐ捨てます(洗茶)。
理由: 固めた茶をほぐし、表面のほこりを流すための一手間です。
改めて100度の湯を150ml注ぎ、20〜30秒で注ぎ分けます。
理由: 熱い湯を使うのは、この茶の香りが高温で開くからです。
二煎目からは5秒ずつ蒸らし時間を延ばしていきます。
理由: 同じ時間だと、回を追うごとに薄くなってしまいます。
五煎目あたりまで淹れられます。味が落ちたら茶葉を替えてください。
理由: 急須に湯を残さないほうが、次の一煎が濁りません。
相性のよい食べ物
- 点心
- 揚げ物
- 月餅などの中華菓子
- 羊羹
コツ
- 湿気とにおいを嫌います。密閉せず、においの少ない紙の袋か茶缶で通気のある場所に置いてください。
- かび臭さが気になるときは、洗茶を2回に増やすと落ち着きます。
- 夜に飲むならティーバッグの熟茶を薄めに淹れると、味も穏やかです。
講師への質問
- 独特のにおいが苦手なときはどうすればいいですか
- 洗茶を2回行い、蒸らしを15秒に短くしてください。熟茶よりも若い生茶のほうが香りは軽く感じられます。
- 固まった茶をうまくはがせないときはどうすればいいですか
- 円盤の側面から錐を差し込み、層に沿ってこじ開けてください。無理に真上から刺すと粉になり渋くなります。
- 水出しはできますか
- できます。茶葉5gに水500mlで冷蔵庫に一晩置いてください。渋みが出にくく、すっきりした味になります。