レギュラーコーヒー|種類と淹れ方のコツ
レギュラーコーヒーは、豆を挽いて淹れるからこそ香りが立ちます。同じ豆でも、湯の温度と注ぎ方で味が驚くほど変わるところが面白いところです。家で味を決めるための手順を見ていきます。
レギュラーコーヒーとは
レギュラーコーヒーは、焙煎した豆を挽いて湯で抽出するコーヒーのことです。粉に湯を注いで溶かすインスタントコーヒーと区別する言い方で、豆、挽き方、抽出方法によって味が大きく変わります。
種類
- 豆のまま——挽きたての香りが楽しめ、鮮度も長持ちします。
- 粗挽き——湯が抜けやすく、あっさりした味に。フレンチプレス向きです。
- 中挽き——ペーパードリップの標準。釣り合いの取れた味になります。
- 細挽き——濃く出ますが、雑味も出やすくなります。
- 浅煎り——酸味が立ち、果実のような香りが残ります。
- 中煎り——酸味と苦みの釣り合いが取れた、飲みやすい焙煎度です。
- 深煎り——苦みとこくが強く、ミルクと合わせても負けません。
家での淹れ方・作り方
湯を沸かし、火を止めて30秒から1分置き、90度前後に落ち着かせます。
理由: 沸騰したままだと苦みと雑味が強く出ます。
ペーパーフィルターをドリッパーにのせ、湯を回しかけて紙のにおいを流します。
理由: 器具も温まり、抽出中に湯温が下がりにくくなります。
一杯につき粉10〜12gを入れ、表面を平らにならします。
理由: 平らにすると湯が均等に通り、味が偏りません。
粉全体が湿る程度に湯を注ぎ、30秒蒸らします。粉がふくらめば新鮮なしるしです。
理由: 蒸らしでガスが抜け、その後の抽出が安定します。
中心から外へ、外から中心へと円を描きながら三回に分けて注ぎます。
理由: 一度に注ぐと湯が素通りして薄くなります。
落ちきる前にドリッパーを外し、カップを軽く回して濃さを均一にします。
理由: 最後の一滴には雑味が出やすいので落としきりません。
相性のよい食べ物
- トーストとバター——深煎りの苦みが油脂と釣り合います。
- チーズケーキ——酸味のある浅煎りが後味を軽くします。
- あんこの和菓子——中煎りが甘さを流してくれます。
- ナッツ入りの焼き菓子——香ばしさ同士がよく合います。
コツ
- 豆は買ったら密閉して常温の暗いところへ。二週間で使い切るのが目安です。
- 挽くのは淹れる直前にしてください。挽いた粉の香りは数十分で落ちます。
- 湯温は90度前後。温度計がなければ、沸騰後に1分置くだけで近づきます。
講師への質問
- コーヒーが酸っぱくなるときはどうすればいいですか
- 湯温を90度前後まで上げ、蒸らしを30秒取ってください。抽出が短すぎると酸味だけが目立ちます。
- 豆はいつまでに使えばいいですか
- 二週間が目安です。挽いた粉なら一週間。密閉して暗い場所に置いてください。
- 挽き方の粗さはどう選べばいいですか
- 淹れ方に合わせてください。ペーパードリップなら中挽き、フレンチプレスなら粗挽きが基準です。