センブリ茶|種類と淹れ方のコツ
ひと口含むと、思わず眉が寄るほどの強い苦味が広がります。センブリ茶は野草を乾かして煎じたお茶で、その苦さゆえに古くから語り継がれてきました。淹れ方と、苦味との付き合い方をお伝えします。
センブリ茶とは
センブリ茶は、リンドウ科の野草を乾燥させて煎じたお茶です。日本の山野に生える草を天日で干し、湯を注いで成分を出す形で飲まれてきました。何より苦味が強いことで知られ、少量を薄めに淹れるのが普通です。
種類
- 刻んだ乾燥茎葉。量を細かく加減でき、いちばん扱いやすい形です。
- ティーバッグ。一袋あたりの量が決まっており、濃さが安定します。
- 粉末タイプ。溶かすだけで済みますが、苦味がまっすぐ出ます。
- 丸ごと一本の乾燥品。使う分だけ折って煎じます。
- ほうじ茶とのブレンド。香ばしさが加わり飲みやすくなります。
- 麦茶とのブレンド。苦味の角がかなり丸くなります。
- 水出し用の製品。ゆっくり出すと刺激が穏やかになります。
家での淹れ方・作り方
乾燥茎葉を0.3〜0.5g、湯のみ一杯(150ml)分として用意します。
理由: 初めての方は0.3gから。多いと飲み切れない濃さになります。
湯を沸かし、90℃前後まで少し落としてから注ぎます。
理由: 沸騰したままだと苦味成分が一気に出て、後から薄められません。
蓋をして30秒〜1分置き、色が薄い黄色になったら茶こしで漉します。
理由: 色を見て止めるのが確実です。時間より色を目安にしてください。
味を見て濃ければ、湯を足して好みの濃さに調整します。
理由: 薄めるのは簡単ですが、濃く出したものは戻せません。
苦手なときは、ほうじ茶を同量混ぜて飲み口を整えます。
理由: 香ばしさが苦味を包み、続けやすい味になります。
相性のよい食べ物
- あんこを使った和菓子。甘さと苦味が互いを引き立てます。
- 干し柿。濃い甘みが苦味を和らげます。
- 落雁やあめ。口直しとして働きます。
- 牛乳を少量。まろやかになり、飲みやすさが変わります。
コツ
- はじめは必ず薄めから試してください。濃さは後からいくらでも上げられますが、一杯目で強すぎると続きません。
- 乾燥した茎葉は湿気を吸いやすいので、密閉容器に入れて冷暗所へ。半年で使い切るのが目安です。
- 体質に合わないと感じたときや、体調に不安があるときは無理に続けず、量を控えるか中止してください。
講師への質問
- 苦すぎて飲めないときはどうすればいいですか
- 湯で二倍に薄めるか、ほうじ茶や麦茶と半々に混ぜてください。使う量そのものを0.3gに減らすのも有効です。
- 毎日飲んでもいいですか
- 量を控えめにするのが基本です。体調に不安がある方や薬を飲んでいる方は、事前に専門家へ相談してください。
- 水出しで作るにはどうすればいいですか
- 水500mlに0.5gを入れ、冷蔵庫で3時間置きます。刺激が穏やかになり、飲みやすい仕上がりになります。