トラジャコーヒー|種類と淹れ方のコツ
一口目のとろりとした甘さが記憶に残るコーヒーです。トラジャコーヒーはスラウェシ島の高地で育ち、酸味が穏やかで苦みに丸みがあります。淹れ方と豆の選び方をお伝えします。
トラジャコーヒーとは
インドネシア・スラウェシ島の山あいで育つコーヒーです。苦みの奥にとろみのある甘さがあり、酸味が控えめなので、深く落ち着いた味わいを好む方に向きます。
種類
- 中煎り — 香ばしさとほのかな甘みのつり合いがよく、毎日の一杯に。
- 中深煎り — とろみとコクが出て、いちばん多く見かける煎り方です。
- 深煎り — 苦みが前に出て、ミルクを入れても味が負けません。
- 豆のまま — 淹れる直前に挽くと、香りがいちばん強く出ます。
- 粉(中細挽き) — ペーパードリップ向けで、手軽さが利点です。
- 水洗式のもの — 後味がすっきりまとまります。
- ブレンドの一角として — 他の豆に厚みを足す役で使われます。
家での淹れ方・作り方
豆12gを中細挽きにし、ペーパーをセットして湯で濡らします。
理由: 紙のにおいを流し、器具を温めるためです。
粉を平らにならし、90度前後の湯を30ml注いで30秒蒸らします。
理由: 深めの煎りは熱すぎる湯で苦みが立つので、沸騰から少し置きます。
中心から小さな円を描くように、3回に分けて計200mlを注ぎます。
理由: 一度に注ぐと薄まります。湯面が落ちきる前に次を注ぎます。
全体で2分30秒を目安に落とし、湯が残っていてもドリッパーを外します。
理由: 最後まで落とし切ると雑味が混じります。
サーバーを軽く回して濃さを均一にし、温めたカップに注ぎます。
理由: 上下で濃さが違うため、混ぜてから注ぐと味がそろいます。
相性のよい食べ物
- ビターチョコレート
- バターの効いた焼き菓子
- 素焼きのナッツ
- あんこの和菓子
コツ
- 豆は挽いた瞬間から香りが逃げます。一度に挽くのは1〜2杯分までに。
- 湯温は90度前後。沸騰直後の湯は苦みだけが強く出ます。
- 粉と湯の比は1対16が基準です。12gなら200ml、濃さの好みはここから前後させます。
講師への質問
- 酸味が苦手なのですが、どの煎り方を選べばいいですか
- 中深煎りから試してください。もともと酸味は穏やかな豆ですが、深く煎るほど酸は落ち着き、とろみと苦みが前に出ます。
- ミルクを入れて飲むにはどうすればいいですか
- 深煎りを選び、粉を14gに増やして湯150mlで濃いめに落としてください。牛乳は60度ほどに温めると味が薄まりません。
- 豆の保存はどうすればいいですか
- 密閉して冷暗所に置き、2〜3週間を目安に飲み切ります。冷凍するなら小分けにし、使う分だけ出して結露を防ぎます。