トルココーヒー|種類と淹れ方のコツ
湯気の中に、香りとほろ苦さが濃く立ちのぼります。トルココーヒーは極細に挽いた粉を小鍋で煮出し、粉ごとカップに注いで沈むのを待つ淹れ方で、道具が少なくても本格的な一杯になります。
トルココーヒーとは
粉を漉さずにそのまま煮出すのが、ほかの淹れ方との決定的な違いです。小麦粉のように細かく挽いた豆を水から静かに温め、泡が立ったところで注ぐため、濃さと香りがそのままカップに残ります。
種類
- 砂糖なし(豆の香りをそのまま)
- 砂糖少なめ(水100mlに小さじ1/2)
- 砂糖中くらい(水100mlに小さじ1)
- 砂糖多め(水100mlに小さじ2)
- カルダモンを一粒加えた香りづけタイプ
- シナモンを添えたタイプ
- 泡を多く立てたタイプ
- 冷たくして氷を入れたタイプ
家での淹れ方・作り方
極細挽きの粉を小さじ山盛り1(約7g)、水100mlを小鍋に入れます。
理由: 粉は水から入れるのが基本です。あとから足すとだまになります。
砂糖を使う場合はこの時点で加え、火にかける前に混ぜます。
理由: 沸いてから混ぜると泡が崩れてしまいます。
ごく弱火にかけ、3〜4分かけてゆっくり温めます。
理由: 急がずに温めるほど、きめの細かい泡になります。
縁から泡が盛り上がってきたら、沸騰させる前に火から下ろします。
理由: 沸騰させると香りがとび、泡もつぶれます。
泡をスプーンでカップに先に取り分け、残りを静かに注ぎます。
理由: 泡を先に置くと、最後まで表面に残ります。
1〜2分置いて粉が底に沈むのを待ってからいただきます。
理由: 待つ時間も淹れ方のうちです。上澄みだけを飲みます。
相性のよい食べ物
- ナッツの入った甘い焼き菓子
- ドライフルーツ(いちじくやデーツ)
- プレーンなビスケット
- 冷たい水(口を洗って香りを立て直します)
コツ
- 挽き目がすべてです。粉砂糖のような細かさでなければ、粉が沈まず口に残ります。
- 小鍋は口の細いものを選んでください。泡が集まりやすく、注ぎ分けも楽になります。
- 飲み終わりの三分の一は粉が溜まっています。そこは飲まずに残すのが作法です。
講師への質問
- 専用の小鍋がないときはどうすればいいですか
- 小さな片手鍋やミルクパンで代用できます。口が広いと泡が散るので、直径10cm前後の小さいものを選んでください。
- 粉が口に残るときはどうすればいいですか
- 挽き目が粗いのが原因です。極細挽きに替え、注いだあと2分は静かに置いて沈ませてください。カップを動かさないことも大切です。
- 砂糖の量はどうすればいいですか
- 最初は水100mlに小さじ1から試してください。飲み比べて調整します。あとから足すと泡が崩れるので、必ず火にかける前に入れます。