よもぎ茶|種類と淹れ方のコツ
野原の香りをそのまま湯に移したような、素朴な一杯です。よもぎ茶は乾かした葉を煎じて飲むお茶で、香りに独特の青さがあります。湯の温度と蒸らし時間を変えるだけで、印象がずいぶん違ってきます。
よもぎ茶とは
よもぎの葉を摘んで乾燥させ、湯で煎じて飲むお茶です。香りに青草のような清々しさがあり、後味には軽い苦みが残ります。地域によっては餅に混ぜる草餅の材料としても使われ、お茶としては単独で飲むほか、ほかの茶葉と混ぜて飲む方法もあります。
種類
- 生葉を乾かしただけの素朴なもの
- 乾かしてから焙煎したもの(香ばしく苦みが穏やか)
- 粉末にしたもの(湯に溶かして飲みます)
- ティーバッグに詰めたもの
- ほうじ茶と合わせたブレンド
- 玄米を混ぜたブレンド
家での淹れ方・作り方
乾燥したよもぎ葉2gを急須に入れます。
理由: 多すぎると苦みが立ちすぎます。
湯を一度沸騰させ、90度前後まで下げます。
理由: 熱すぎる湯は苦みばかりを引き出します。
湯200mlを注ぎ、ふたをして2分蒸らします。
理由: 2分を超えると渋みが強くなります。
湯のみに最後の一滴まで注ぎ分けます。
理由: 残すと二煎目が濃くなりすぎます。
二煎目は蒸らしを1分に短くします。
理由: 葉が開いているぶん、短時間で味が出ます。
焙煎したものは沸騰した湯で3分煮出しても構いません。
理由: 焙煎してあると高温でも苦みが出にくくなります。
相性のよい食べ物
- 草餅やよもぎ団子
- しょうゆ味のおせんべい
- きんつばやあんこの和菓子
- 焼き魚を使った和食の食後
コツ
- 苦みが強いと感じたら、湯の温度を80度まで下げて蒸らしを90秒にしてください。
- ほうじ茶と半々にすると香ばしさが加わり、初めての方でも飲みやすくなります。
- 乾燥葉は湿気を吸いやすいので、缶や密閉袋に入れて3か月以内に使い切るのが目安です。
講師への質問
- 苦みが強いときはどうすればいいですか
- 湯の温度を80度に下げ、蒸らしを90秒に短くしてください。葉の量を1.5gに減らすのも効きます。
- 煮出しと急須のどちらにすればいいですか
- 香りを楽しむなら急須で2分、しっかりした味なら弱火で3分煮出しです。焙煎したものは煮出しが向きます。
- 保存はどうすればいいですか
- 密閉容器に乾燥剤と一緒に入れ、直射日光の当たらない場所で3か月以内が目安です。冷蔵庫は結露に注意してください。