おでん屋の楽しみ方|メニューと値段の目安
湯気の向こうに鍋が見えるだけで、少し気持ちがほどけます。おでん屋は、だしの味と種の並びに、その店の性格がそのまま出る場所です。頼み方の順番と、家で近づけるこつをお伝えします。
おでん屋とは
だしで煮込んだ種を、一品ずつ選んで食べさせる店のことです。カウンター越しに鍋が置かれ、注文したものをその場で取り分けてくれる形が基本になります。
定番のメニュー
- 大根
- こんにゃく
- 厚揚げ
- ゆで卵
- ちくわ
- はんぺん
- 牛すじ
- 餅入り巾着
- がんもどき
- 昆布巻き
値段の目安
1人あたり1,500〜3,000円が目安です。種は1つ150〜350円ほど。
楽しみ方
- まず大根とこんにゃくから。だしをよく吸った種で、その店の味を測れます。
- 頼むのは2〜3品ずつが基本です。まとめて頼むと、後のものが冷めます。
- からしはつけすぎず、皿の端に。だしの塩けが分からなくなります。
- 混み合う夜の7時から9時を外すと、鍋の前でゆっくり選べます。
お店選びの目安
- 鍋の汁が澄んでいるか濁っているかを見ます。どちらでも構いませんが、濁りすぎは煮返しが続いている合図です。
- 種の数が20を超える店より、10前後に絞った店のほうが、一つひとつの煮え加減がそろっています。
- 大根の角が煮くずれず、色が薄い茶に染まっている店は、火加減の管理がていねいです。
家で楽しむなら
家で近づける鍵は、だしの塩分を抑えて長く煮ないことです。大根は下ゆでしてから、沸かさない程度の火で30分、あとは火を止めて味を含ませると、店のような澄んだ仕上がりになります。合わせて覚えたいのは、ふろふき大根、牛すじの煮込み、餅入り巾着です。
講師への質問
- 何から頼めばいいか分からないときはどうすればいいですか
- 大根、こんにゃく、卵の三つから始めてください。だしの染み方がよく分かり、その店の味の方向が見えます。
- だしを飲んでもいいですか
- 小さな器に少しもらえるか聞いてみてください。断られることは少なく、種の合間に飲むと口が落ち着きます。
- 食べきれない量を頼んでしまったときはどうすればいいですか
- 無理に急がず、ゆっくり食べてください。次からは2品ずつ頼み、鍋の減り具合を見ながら追加するとちょうどよくなります。