ビクトリアケーキ|レシピと作り方のコツ
ジャムと生クリームを挟んだだけなのに何度も焼きたくなるのがビクトリアケーキです。バターの混ぜ方から冷まし方まで、教室で伝えている作り方をそのまま書いていきます。
先生の一言
- 生地がふくらまない → バターが冷たいままでは空気が入りません。指で押して跡がつく硬さまで戻してから始めます。
- 卵を加えたら分離した → 薄力粉を大さじ1先に加えて混ぜれば戻ります。次は5回に分けて少しずつ入れてください。
- 切ると生地がぼろぼろ崩れる → 完全に冷めるまで待ち、波刃の包丁で押さずに引くように切ります。
75分調理時間の目安
4人分(直径15cmの丸型1台)分量
ふつう難しさ
材料(4人分(直径15cmの丸型1台))
- 薄力粉100gふるっておく
- ベーキングパウダー小さじ1(4g)薄力粉と一緒にふるう
- 無塩バター100g常温に戻し、指で押して跡がつく硬さに
- グラニュー糖100g粒の細かいものが混ざりやすい
- 卵2個(正味100g)常温に戻して溶きほぐす
- 塩ひとつまみ粉類に混ぜる
- いちごジャム60g果肉入りが合う
- 生クリーム100ml乳脂肪35%前後。よく冷やしておく
- グラニュー糖(クリーム用)小さじ2(8g)泡立てる前に加える
- 粉砂糖大さじ1(8g)仕上げに茶こしでふる
作り方
オーブンを170℃に予熱し、型の底と側面に紙を敷いておきます。
理由: 先に予熱を始めると、生地を待たせずに焼けます。
常温のバターとグラニュー糖をボウルで3分、白っぽくなるまで混ぜます。
理由: ここで含ませた空気が、焼いたときの膨らみになります。
溶き卵を5回に分けて加え、そのつど30秒ずつよく混ぜます。
理由: 一度に入れると分離し、きめの粗い生地になります。
粉類と塩をふるい入れ、ゴムべらで20回ほど切るように混ぜます。
理由: 混ぜすぎると粘りが出て、焼き上がりが硬くなります。
型に流して170℃で30〜35分焼き、竹串を刺して生地がつかなければ取り出します。
理由: 中心まで火が通ったかは、必ず竹串で確かめてください。
網にのせて30分以上冷まし、完全に冷めてから横半分に切ります。
理由: 温かいうちに切ると、クリームが溶けて流れ出します。
下の段にジャム、その上に八分立てのクリームを塗って重ね、粉砂糖をふります。
理由: ジャムを下にすると、水分が生地にしみ込みにくくなります。
保存と温め直し
| 冷蔵 | クリームを挟んだ後は密閉して冷蔵し、2日以内に食べきってください。 |
|---|---|
| 冷凍 | スポンジのみラップで二重に包んで冷凍し、2週間が目安です。挟んだ後の冷凍は向きません。 |
| 温め直し | 冷蔵から出して20分置き、常温に戻してからいただきます。温め直しは必要ありません。 |
アレンジ
- ジャムをあんずやラズベリーに替えて酸味を強める
- 生クリームをカスタードに替えてしっとりさせる
- 生地にレモンの皮のすりおろし小さじ1を加えて香りを立てる
小麦、卵、乳製品を含みます。1切れあたりの糖と脂質は少なくないので、切り分ける枚数を先に決めておくと安心です。
講師への質問
- 型が18cmしかないときはどうすればいいですか
- 材料を1.4倍にして焼き時間を5分ほど延ばしてください。同じ分量のままだと薄くなり、生地が乾きます。
- 表面が割れてしまうときはどうすればいいですか
- オーブンの温度が高すぎます。160℃に下げて時間を5分延ばすと、盛り上がりがなだらかになります。
- 前日に作っておきたいときはどうすればいいですか
- スポンジだけ焼いてラップで包み常温に置きます。当日に切ってジャムとクリームを挟めば、口当たりが落ちません。