ちんすこう|レシピと作り方のコツ
さくりと崩れて、口の中でほろほろほどける。ちんすこうは小麦粉とラードと砂糖だけで作れる素朴な焼き菓子で、家庭のオーブンでも十分に再現できるレシピです。
先生の一言
- 焼くと生地が広がって平たくなった → ラードが柔らかすぎます。成形後、冷蔵庫で20分冷やしてから焼いてください。
- 固くて歯が立たない → 練りすぎです。粉を入れたら切るように混ぜ、握ってまとめる程度にとどめます。
- 口の中でぱさつく → 焼きすぎか砂糖不足です。焼き時間を20分に短くし、砂糖を10g足してください。
50分調理時間の目安
4人分(約24個)分量
かんたん難しさ
材料(4人分(約24個))
- 薄力粉200gふるって空気を含ませておきます
- ラード80g常温に戻して指で押せる柔らかさにします
- きび砂糖70g粒が粗いときはすり混ぜて細かくします
- 塩ひとつまみ甘さを引き締めます
- 水大さじ1生地がまとまらないときだけ足します
- 打ち粉用の薄力粉大さじ1台と麺棒に薄く振ります
作り方
ボウルにラードと砂糖、塩を入れ、木べらで3分すり混ぜます。
理由: 先に油と砂糖をなじませると、粉を入れたあと混ぜすぎずに済みます。
ふるった薄力粉を加え、切るように混ぜてそぼろ状にします。
理由: 練ると粘りが出て、独特のほろほろした崩れ方が失われるからです。
手で軽く握ってひとまとまりにし、乾くようなら水を大さじ1足します。
理由: 水は最小限にとどめるほど、口どけが軽くなります。
打ち粉をした台で1.5cm厚さにのばし、3×4cmに切り分けます。
理由: 厚みをそろえると、焼き色と火の通りが均一になります。
170℃に温めたオーブンで22分、うっすら色づくまで焼きます。
理由: 低めの温度でゆっくり焼くほど、中まで乾いてほろほろになります。
天板にのせたまま15分置き、完全に冷ましてから取り上げます。
理由: 熱いうちは崩れやすく、冷める過程で固まっていくためです。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 冷蔵は湿気るため向きません。常温で密閉して5日が目安です。 |
|---|---|
| 冷凍 | 焼いたものを密閉し、冷凍で1か月が目安です。 |
| 温め直し | オーブントースターで2分温めると、香りと軽さが戻ります。 |
アレンジ
- 紅いもの粉末を10g混ぜると、淡い紫色と香りが加わります。
- きび砂糖を黒糖に替えると、こくのある甘さになります。
- ラードの半量をバターに替えると、香りが洋菓子寄りになります。
小麦粉の炭水化物とラードの脂質を主に含みます。
講師への質問
- ラードが手に入らないときはどうすればいいですか
- 無塩バター80gかショートニングで代えられます。香りは変わりますが、崩れる食感は近い形で出せます。
- 生地がまとまらないときはどうすればいいですか
- 水を小さじ1ずつ足し、そのつど握って確かめてください。一度に足すとべたついて、口どけが重くなります。
- 焼き色がつかないときはどうすればいいですか
- 最後の3分だけ180℃に上げてください。全体を高温で焼くと、中が乾く前に表面だけ色づいてしまいます。