クッキー|レシピと作り方のコツ
型抜きの音とバターの香りは、それだけで台所が楽しくなります。クッキーは材料が四つあれば作れる素朴なお菓子で、生地の扱い方さえ覚えれば失敗しません。基本のクッキーの作り方をご案内します。
先生の一言
- 生地がべたついて型が抜けない → 冷蔵庫でさらに20分冷やしてください。室温が高い日は、途中で一度冷やし直すと扱いやすくなります。
- 焼いたら生地が広がって形が消えた → バターがやわらかすぎです。室温に戻しすぎず、指の跡が残る固さで作業を始めてください。
- 固くて歯が立たない → 粉を入れてから混ぜすぎています。粉気が消えたところで手を止め、まとめる作業は最小限にしてください。
70分調理時間の目安
4人分(約24枚)分量
かんたん難しさ
材料(4人分(約24枚))
- 薄力粉200gふるっておきます
- バター(食塩不使用)120g室温に戻し、指がすっと入る固さにします
- 粉砂糖70gきめが細かく口当たりがよくなります
- 卵黄1個分室温に戻します
- 塩ひとつまみ甘みが締まります
- バニラオイル2〜3滴なくても構いません
- 打ち粉(薄力粉)適量台とめん棒にうすくつけます
作り方
バターをボウルでなめらかに練り、粉砂糖と塩を2回に分けて加えて白っぽくなるまで混ぜます。
理由: 空気を含ませることで、焼いたときにほろりと崩れる口当たりになります。
卵黄とバニラオイルを加え、分離しないようによく混ぜ合わせます。
理由: 卵が冷たいと分離します。室温に戻しておくのはそのためです。
薄力粉をふるい入れ、ゴムべらで切るように混ぜます。粉気が消えたらすぐ止めます。
理由: 練るとグルテンが出て固くなります。混ぜ足りないくらいで止めるのがこつです。
生地をラップで包んで平らにし、冷蔵庫で30分休ませます。
理由: バターを固めることで型抜きしやすくなり、焼いたときに形がくずれません。
打ち粉をした台で5mm厚さにのばし、型で抜いて天板に2cm間隔で並べます。
理由: 厚さをそろえると焼きむらが出ません。5mmより薄いと焦げやすくなります。
170度に予熱したオーブンで13〜15分焼きます。縁がうっすら色づいたら取り出します。
理由: 中央がまだ白くても余熱で火が入ります。焼き色をつけすぎると苦みが出ます。
天板の上で5分置いてから網に移し、完全に冷まします。
理由: 焼きたてはやわらかく崩れやすいので、冷ましてからさわってください。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 湿気を吸うので冷蔵より常温向きです。乾燥剤と一緒に密閉容器へ入れ、常温で1週間が目安です。 |
|---|---|
| 冷凍 | 焼く前の生地を棒状にまとめて包み、冷凍で1か月もちます。凍ったまま切って焼けます。 |
| 温め直し | 湿ってしまったら、150度のオーブンで5分焼き直すとさくさく感が戻ります。 |
アレンジ
- 薄力粉のうち20gをココアパウダーに替えると、色も香りも変わります。
- 刻んだくるみ40gを加えると、噛みごたえが出て食べ飽きません。
- 紅茶の茶葉小さじ2を粉と一緒に混ぜ込むと、香りのよい大人向きになります。
バターと砂糖を使うため、エネルギーは高めです。
講師への質問
- 型がないときはどうすればいいですか
- 生地を棒状にまとめて冷やし、5mm幅に切ってください。コップの縁で丸く抜く方法もあります。
- 焼きむらが出るときはどうすればいいですか
- 焼き始めて8分たったところで天板の向きを180度変えてください。オーブンの奥と手前の差がならされます。
- 卵を使わずに作るにはどうすればいいですか
- 卵黄の代わりに牛乳大さじ1で作れます。生地がややもろくなるので、休ませる時間を10分長くとってください。