ハヤシライス|レシピと作り方のコツ
赤ワイン色のソースがご飯にしみ込むハヤシライスは、材料が少なくても深い味が出せる煮込みです。玉ねぎをどこまで炒めるかで仕上がりが決まります。市販のルウに頼らないハヤシライスレシピをお伝えします。
先生の一言
- 味が薄くぼやける → 玉ねぎの炒めが足りません。色づくまで12分以上、しっかり弱めの中火で炒めてください。
- とろみがつかない → 薄力粉が水分に負けています。粉を炒めた後の水は少なめに始め、足りなければ後から足します。
- 酸味が強く出る → トマトの酸が残っています。弱火で5分長く煮るか、砂糖小さじ1を加えて丸めます。
60分調理時間の目安
4人分分量
ふつう難しさ
材料(4人分)
- 牛薄切り肉300g食べやすい5cm幅に切ります
- 玉ねぎ2個(約400g)繊維に沿って薄切りにします
- マッシュルーム100g石づきを取り、5mm厚さに切ります
- バター20g玉ねぎを炒めるのに使います
- 薄力粉大さじ2ふるってから加えます
- トマト水煮缶200g手で軽くつぶします
- 赤ワイン100ml煮切ってアルコールを飛ばします
- 水300ml一度に加えず様子を見ます
- ウスターソース大さじ2味をまとめる役です
- しょうゆ小さじ2仕上げの調整に使います
- 塩小さじ1/2最後に味を見て加減します
- 温かいご飯4杯分少し固めに炊くと合います
作り方
鍋にバターを溶かし、玉ねぎを弱めの中火で12〜15分、あめ色になるまで炒めます。
理由: ここで甘みを引き出しておくと後から足す調味料が減ります。
牛肉とマッシュルームを加え、中火で3分、肉の色が全体に変わるまで炒めます。
理由: 肉の表面を焼き固めると煮ても縮みにくくなります。
薄力粉をふり入れ、粉っぽさが消えるまで弱火で2分炒めます。
理由: 粉に火を通しておくとだまにならず、香りも良くなります。
赤ワインを注いで中火で2分煮立て、アルコールを飛ばします。
理由: 煮立てないと酸味と匂いが残ります。
トマト水煮と水を加え、煮立ったら弱火で25分、ときどき混ぜて煮込みます。
理由: 鍋底が焦げやすいので、ゴムべらで底を返します。
ウスターソース、しょうゆ、塩で味を調え、弱火で5分煮て火を止めます。
理由: 調味料は煮込みの終盤に入れると角が立ちません。
10分ほど休ませてからご飯にかけます。
理由: 少し置くととろみが落ち着いて味がなじみます。
保存と温め直し
| 冷蔵 | ソースだけを保存容器に入れ、冷蔵で3日が目安です。 |
|---|---|
| 冷凍 | 1食分ずつ小分けにして、冷凍で1か月が目安です。 |
| 温め直し | 鍋に移して弱火で5分、焦げつくようなら水大さじ2を足します。 |
アレンジ
- 仕上げに生クリーム大さじ2を落として口当たりをまろやかにする
- きのこをしめじやエリンギに替えて香りを変える
- ご飯をバターライスにして風味を重ねる
牛肉のたんぱく質と玉ねぎの糖分が中心で、ソースの塩分は調味料の量で変わります。
講師への質問
- 赤ワインがないときはどうすればいいですか
- 水100mlとウスターソースを小さじ1増やして代えられます。香りは軽くなりますが、玉ねぎを長めに炒めれば十分おいしくなります。
- 牛肉が固くなるのはどうすればいいですか
- 薄切り肉なら煮込む時間は短くて足ります。色が変わったら一度取り出し、仕上げの5分前に戻してください。
- 翌日おいしくするにはどうすればいいですか
- 作った当日に完全に冷ましてから冷蔵し、翌日弱火で温め直します。急いで冷ますなら鍋ごと氷水に当てます。