いちごパン|レシピと作り方のコツ
焼き上がりに、ほのかな酸味と甘い香りが台所に立ちのぼります。いちごパンは、果肉を生地に入れるぶん水分の加減にこつがいるパンです。膨らみを落とさない作り方を、順を追ってお伝えします。
先生の一言
- 生地がべたついてまとまらない → 果肉の水分が多すぎます。切ったいちごを紙の上に5分置いて水気を吸わせてから使います。
- 焼き上がりが目詰まりして重い → 果肉を入れてからこねすぎたのが原因です。折り込むだけにとどめます。
- ジャムが流れ出る → 包み口が薄くなっています。中央を厚め、周りを薄めにのばして包み直します。
140分調理時間の目安
4人分分量
手間あり難しさ
材料(4人分)
- 強力粉240gふるってから使う
- 砂糖30gいちごの酸味とつり合う量にする
- 塩4gイーストと離して入れる
- ドライイースト4g水分に直接触れるよう中央に置く
- 牛乳130ml人肌に温める。果肉の水分を見て加減する
- 無塩バター25g室温に戻しておく
- いちご(生地用)100gへたを取り、1cm角に切って軽く水気を拭く
- いちごジャム60g包む用。冷蔵で冷やしておく
- 打ち粉(強力粉)適量台とめん棒に薄くふる
- つや出しの牛乳少々焼く直前に刷毛で塗る
作り方
粉、砂糖、塩、イーストを合わせ、温めた牛乳を加えて混ぜます。
理由: 牛乳は一度に入れず、生地のまとまりを見ながら足します。
台で10分こね、バターを加えてさらに7分こねます。
理由: 油脂を後から入れると、生地のつながりが先に育ちます。
丸めてボウルに入れ、28度前後で60分置き、倍に膨らませます。
理由: 指で押した穴が戻らなければ一次発酵の終わりです。
生地を軽く広げていちごの角切りを散らし、三つ折りにして8等分します。
理由: こね込まず折り込むと、果肉がつぶれず色が濁りません。
丸め直して15分休ませ、平らにのばしてジャムを包み口を閉じます。
理由: ジャムは冷やしておくと流れず、包みやすくなります。
天板に並べて35分置き、ひと回り大きくなったら牛乳を塗ります。
理由: 果肉入りは重いので、膨らみすぎる前に焼きに移ります。
185度のオーブンで14分、全体が色づくまで焼きます。
理由: 低めの温度でゆっくり焼くと、果肉の水分が抜けすぎません。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 粗熱を取って一つずつ包み、冷蔵2日が目安です。果肉入りは常温に置きません。 |
|---|---|
| 冷凍 | 焼いた当日に一つずつ包み、冷凍2週間が目安です。 |
| 温め直し | 常温で30分戻し、トースターで3分。表面が乾くようなら軽く霧を吹きます。 |
アレンジ
- 生地に刻んだホワイトチョコを10g混ぜる
- ジャムの代わりにクリームチーズ40gを包む
- 焼き上がりに粉砂糖を薄くふる
小麦のでんぷんと、いちご由来のビタミンCを含みます。
講師への質問
- 冷凍のいちごを使うときはどうすればいいですか
- 凍ったまま刻んで、そのまま折り込んでください。解凍すると水が出て、生地がゆるみます。
- 色をもっとピンクにするにはどうすればいいですか
- いちごのフリーズドライを粉にして小さじ2ほど粉に混ぜてください。生の果肉を増やすと生地が扱いにくくなります。
- 発酵の場所がないときはどうすればいいですか
- 40度の湯を張ったボウルの上に生地のボウルを重ね、布巾をかけてください。時間は様子を見て10分ほど延ばします。