いちじくのケーキ|レシピと作り方のコツ
とろりとした果肉と、つぶつぶした種の歯ざわり。いちじくのケーキは、季節の果物をいちばんおいしく残せる焼き菓子です。果肉を沈ませない置き方まで、家庭のオーブンでの作り方をお伝えします。
先生の一言
- いちじくが底に沈む → 生地がゆるすぎます。粉を混ぜたあと5分置き、少し締まってから果肉をのせます。
- 中央が生焼け → 型が深すぎるか温度が高すぎます。170度を守り、上面が色づいたらアルミ箔をかけて焼き続けます。
- 水っぽく仕上がる → 果肉の切り口を拭いていないのが原因です。紙で押さえてから並べます。
70分調理時間の目安
4人分分量
ふつう難しさ
材料(4人分)
- いちじく4個(約320g)皮ごと縦四つ割りにし、切り口の水気を拭く
- 薄力粉120gふるっておく
- ベーキングパウダー5g薄力粉と一緒にふるう
- 無塩バター100g室温に戻し、指がすっと入るかたさにする
- 砂糖80gいちじくの甘みに合わせて控えめにする
- 卵2個室温に戻し、溶いておく
- アーモンドパウダー30g生地の水分を受け止め、しっとりさせる
- はちみつ大さじ1仕上げに温めて塗る
- レモン汁小さじ1いちじくの切り口にふって色止めする
- 打ち粉と型用バター適量18cm丸型に薄く塗って粉をはたく
作り方
バターを白っぽくなるまで練り、砂糖を3回に分けて加え混ぜます。
理由: 空気を含ませるほど、焼いたときの浮きがよくなります。
溶き卵を5回に分けて加え、そのつど乳化するまで混ぜます。
理由: 一度に入れると分離し、焼き上がりが目詰まりします。
薄力粉、ベーキングパウダー、アーモンドパウダーを加えさっくり混ぜます。
理由: 粉気が消えたらすぐ止めます。混ぜすぎるとかたくなります。
型に生地を入れ、いちじくを切り口を上にして放射状にのせます。
理由: 押し込まず表面に置くと、焼く間に自然に半分沈みます。
170度のオーブンで40分焼き、竹串を中央に刺して確かめます。
理由: 生地がつかなければ焼き上がりです。つくならさらに5分。
温めたはちみつを表面に薄く塗り、型のまま10分置きます。
理由: 熱いうちに塗るとつやが出て、乾きも防げます。
型から外して網の上で冷まし、完全に冷めてから切り分けます。
理由: 熱いまま切ると果肉が崩れ、切り口が汚くなります。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 切り口を密着させて包み、冷蔵3日が目安です。果物入りは常温に置きません。 |
|---|---|
| 冷凍 | 一切れずつ包んで冷凍3週間が目安です。 |
| 温め直し | 冷蔵なら室温に20分。冷凍は冷蔵で一晩戻し、トースターで2分温めます。 |
アレンジ
- 生地に刻んだくるみ30gを混ぜる
- はちみつの代わりにあんずジャムを塗る
- 仕上げに黒こしょうをごく少量ひいて、大人向けにする
いちじく由来の食物繊維と、卵のたんぱく質を含みます。
講師への質問
- いちじくの皮はむいたほうがいいですか
- 皮ごとで構いません。焼くとやわらかくなり、色も残ります。皮が厚い品種のときだけ薄くむいてください。
- 生のいちじくがない時期はどうすればいいですか
- 干しいちじくを湯に10分浸けて戻し、水気を拭いて使ってください。量は生の半分が目安です。
- 焼く前に生地を作り置きするのはどうすればいいですか
- ベーキングパウダーは混ぜたら早く焼くほど膨らみます。作り置きせず、混ぜ終えたら30分以内に焼いてください。