りんごのケーキ|レシピと作り方のコツ
焼いているあいだ、家じゅうにバターと果実の香りが広がります。りんごのケーキは薄切りを生地に沈めて焼くだけの素朴な菓子で、少し酸味の残る品種を選ぶと、甘さがぼやけず最後まで軽く食べられます。
先生の一言
- 生地が水っぽい → りんごを煮ずに入れています。中火で5分煮て水分をとばしてください。
- りんごが下に沈む → 生地がゆるすぎます。牛乳を大さじ1に減らし、層にして重ねます。
- 焼き縮みする → バターが冷たいまま混ぜています。指で押せる固さに戻してから始めてください。
75分調理時間の目安
4人分分量
ふつう難しさ
材料(4人分)
- りんご2個(400g)皮をむいて8等分にし、5mm厚のいちょう切り
- レモン汁大さじ1切ったりんごにふって色止め
- バター100g室温に戻し、指で押せる固さにする
- グラニュー糖80g生地用
- 卵2個室温に戻し、少しずつ加える
- 薄力粉140gベーキングパウダーと一緒にふるう
- ベーキングパウダー小さじ1
- 牛乳大さじ2生地のかたさを調整する
- きび砂糖大さじ2りんごを煮る用
- シナモンパウダー小さじ1/3好みで
- 粉砂糖少々仕上げに
作り方
りんごを5mm厚に切り、レモン汁をふってきび砂糖と中火で5分煮ます。
理由: 先に水分をとばすと、生地が水っぽくなりません。
煮たりんごをざるに上げ、粗熱を取ります。煮汁は取っておきます。
理由: 熱いまま生地に入れるとバターが溶けます。
室温のバターと砂糖を白っぽくなるまで3分すり混ぜます。
理由: 空気を含ませることが膨らみのもとになります。
溶き卵を5回に分けて加え、そのつどよく混ぜて分離を防ぎます。
理由: 一度に入れると分離し、焼き上がりが重くなります。
粉類をふるい入れてさっくり混ぜ、牛乳を加えてつやが出るまでまとめます。
理由: 粉気が消えたら止めます。混ぜすぎるとかたくなります。
18cm型に生地の半量、りんごの半量、残りの生地、残りのりんごの順に重ねます。
理由: 層にすると切り口が美しく、味も均一になります。
170度に予熱したオーブンで45〜50分焼き、竹串で確かめて網で冷まします。
理由: 串に生地がつかなければ中心まで焼けています。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 切り分けてラップで包み、冷蔵で4日が目安です。 |
|---|---|
| 冷凍 | 1切れずつ包んで保存袋へ。冷凍で3週間が目安です。 |
| 温め直し | 冷蔵庫で解凍し、オーブントースターで3分温めると香りが戻ります。 |
アレンジ
- 生地にくるみを50g刻んで混ぜると、歯ざわりが加わります。
- 煮汁を煮つめて焼き上がりに塗ると、つやが出て香りも増します。
- 薄力粉の一部を全粒粉に替えると、素朴な風味になります。
りんごは食物繊維を含みます。砂糖を控えても、煮る工程で甘みが引き出されます。
講師への質問
- りんごの品種はどう選べばいいですか
- 酸味の残るかための品種が向きます。やわらかい品種は煮ると崩れるので、煮る時間を3分に短くしてください。
- 型がないときはどうすればいいですか
- パウンド型でも作れます。厚みが増すぶん、焼き時間を55分に延ばして竹串で確かめてください。
- 翌日にしっとりさせるにはどうすればいいですか
- 完全に冷めてからラップで包み、一晩おいてください。りんごの水分が生地全体に回ります。