いちじくのタルト|レシピと作り方のコツ
切り口の赤い粒々が見えるだけで、食卓が秋めきます。いちじくのタルトは、焼いたタルト生地にアーモンドクリームを敷き、半割りのいちじくを並べて焼き上げる、旬の果物を主役にした菓子です。
先生の一言
- タルト生地が縮む → 生地を1時間しっかり冷やし、型に敷いた後もう20分冷やしてから焼いてください。
- 底が生っぽい → 空焼きを省いています。重しをのせて15分焼いてからクリームを入れます。
- いちじくから水が出てべたつく → 切り口の水気を拭き、切り口を上に向けて並べます。
90分調理時間の目安
4人分分量
手間あり難しさ
材料(4人分)
- 薄力粉(生地用)120gふるっておく
- 無塩バター(生地用)60g1cm角に切って冷蔵庫で冷やす
- 粉砂糖(生地用)40g生地用
- 卵黄1個分冷水小さじ2と混ぜる
- 塩ひとつまみ生地用
- 無塩バター(クリーム用)60g常温に戻す
- グラニュー糖60gクリーム用
- 卵1個常温に戻して溶きほぐす
- アーモンドパウダー60gふるっておく
- 薄力粉(クリーム用)大さじ1クリームのつなぎ
- いちじく4個皮ごと縦半分に切り、切り口の水気を拭く
- 杏ジャム大さじ1水小さじ1でのばし、仕上げのつや出しに使う
作り方
冷たいバターと薄力粉、粉砂糖、塩を指先ですり混ぜ、そぼろ状にします。
理由: 手の熱でバターを溶かさないのが要点です。
卵黄と冷水を加えてまとめ、ラップで包んで冷蔵庫で1時間休ませます。
理由: 休ませると焼き縮みが減ります。
3mm厚さにのばして型に敷き、フォークで穴を開け、重しをのせて180度で15分焼きます。
理由: 重しがないと底が浮きます。
常温のバターに砂糖、卵、アーモンドパウダー、薄力粉を順に混ぜてクリームを作ります。
理由: 卵は3回に分けると分離しません。
焼いた生地にクリームを平らに広げ、半割りのいちじくを切り口を上にして並べます。
理由: 切り口を上にすると水分が飛びます。
180度のオーブンで35分焼き、クリームの中心が固まったら取り出します。
理由: 中心が揺れるうちは焼き足りません。
粗熱を取り、水でのばした杏ジャムを刷毛で塗ります。
理由: 熱いうちに塗るとジャムが流れます。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 切らずに密閉容器へ入れ、冷蔵で3日が目安です。 |
|---|---|
| 冷凍 | 切り分けて1切れずつ包み、冷凍用袋で2週間が目安です。 |
| 温め直し | 冷蔵庫で3時間解凍し、160度のオーブントースターで5分温めると生地が戻ります。 |
アレンジ
- いちじくの間にくるみを散らす
- クリームに洋酒を小さじ1混ぜる
- 洋梨を半量混ぜて焼く
アーモンドパウダーとバターを使うため脂質が多く、いちじくは食物繊維を含みます。
講師への質問
- 生のいちじくが手に入らないときはどうすればいいですか
- 乾燥いちじく50gをぬるま湯で20分戻して使えます。水気は必ず拭いてから並べてください。
- 型がないときはどうすればいいですか
- 耐熱皿に生地を敷いて作れます。縁が立てば同じように焼けます。焼き時間は5分ほど延ばしてください。
- 皮の扱いはどうすればいいですか
- 皮ごとで構いません。焼くとやわらかくなり、色も残ります。気になる場合だけ薄くむいてください。